1か月の電気代は約230円! 電気やガスを使わなくても、幸せに暮らす稲垣えみ子さん。お金をかけずに豊かに暮らせる秘密をQ&A形式で教えてもらいました。
稲垣流・お金をかけずに豊かに暮らす方法
電気・ガスを使わない暮らしをしている稲垣えみ子さん。お金をかけなくても毎日を豊かに暮らすコツを、教えてもらいました。
●Q:捨てて後悔しているものは?
→A:ありません
「自分で管理できるだけしかもたないようにしたら、自由になりました。捨てて後悔したものは1つもありません。どうしてもまた必要になったら、買うなりもらうなり、方法はいろいろ。まだまだ捨てたいものはあります」
●Q:家族が節電に非協力的でイライラします
→A:“自分がやりたいからやる”という気持ちが大切
ガマンして節電するのはイライラするし、家族もイヤイヤ節電するのは楽しくないもの。
「そもそも私は節約のため仕方なくではなく、自分が節電をしたくて始めたからこそ、楽しめたのだと思います。家族とはいえ他人に強制はできないから、自分がやりたいという気持ちを大切に、小さくてもできることから始めては?」
●Q:お風呂なしで大丈夫?
→A:銭湯でお友達ができました
入浴は銭湯で。
「以前の自宅にあった小さなお風呂よりずっと気持ちがいいんです。常連さんたちとお友達になり、今では手づくりおかずをもたせてくれるおばあちゃんも」
●Q:アフロのメンテはどうしていますか?
→A:3か月に1度美容室で
トレードマークのアフロヘアは、普段はお湯洗いして自然乾燥。
「ドライヤーはカールが取れやすくなるので使いません。3か月に1度、美容室に行ってメンテナンスします」
●Q:どうやってセンスをみがきましたか?
→A:いちばんのお気に入りだけを残す!
使い心地がよく大好きな、一軍アイテムだけを残すのがポイント。
「厳選したものに囲まれて暮らせば、自分らしいスタイルが身につきます。なにかを手に入れても、またすぐに別のなにかが欲しくなるというサイクルから解放されて、ラクになりました」
●Q:お金がなくてもハッピーに生きるのに必要なものは?
→A:人とのつながりです
電気を使わない暮らしを始めて、人間関係についての考えも変化。
「多くをもたなくても、必要なものは周りの人とシェアしたり、循環させればいいと考えるように。また、他人と比べてよりよい暮らしをしようとあくせくするより、人になにかをしてあげて喜ばれることの方が、ずっと幸せだということにも気づきました」