3人の男の子を育てながら美しさを日々アップデートしている神崎恵さん。そんな神崎さんのキレイの秘密をご紹介! 今回は、反抗期の息子たちについてです。

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反抗期の息子たちに思うこと。「しんどさを分けてもらえてよかった」

神崎恵さん
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更年期と反抗期。当事者の年齢は離れているけれど、似ているところもあるなぁと最近思うんです。

思春期のどうにもならない不安定な気持ち、どろどろとした感情…。更年期の心の状態もまさにそれ。違うのは、更年期のつらさは家族と共有しにくいものだけど、思春期は親に気持ちを吐き出せる、ということ。

子どもは反抗期のふつふつとした気持ちを親にぶつけていいと思うんです。長男と二男はすでに反抗期を終えましたが、当時は感情を吐き出させてあげるのも母親である私の役目と思って接していました。今となってはしんどさを分けてもらえてよかったと感じています。

●相談は「子どもだった頃の自分」にする

長男が反抗期に突入した当初は、そっけない返事しかしない彼に、「うん」や「ううん」では答えられない質問をして、無理やり会話を引き出そうとしたことも(笑)。でも自分の反抗期時代を振り返ると、「そうよね、しゃべりたくないときもあるよね」と気持ちがわかる。だんだんと、放っておきつつも、いざというときに頼りにしてもらえたらいいか、くらいの気持ちになっていきました。その代わり、朝食や戻ってきたお弁当箱の食べっぷりなど、会話以外の行動に目を向け、そこから心情や体調を察するようにしていましたね。

「子ども時代の自分」を振り返ることは、息子たちと関わるうえで大事にしていることのひとつです。子どもの私は「これはダメ!」「なんでこんなことしたの?」と頭ごなしに意見を押しつけられることがイヤだった。なのに無意識に自分が似た言動をしているときもあって。

だからこそ、子どもたちと向き合うときには、「子どもだった頃の自分」に相談するんです。「試験前ってピリピリしてたな」など、シチュエーションに合った記憶を呼び起こして、かける言葉や、伝え方に気をつければ、大きく外れることはないと思うから。