調理に集中できる壁づけキッチンですが、作業スペースや収納の少なさが難点。10年前にリノベーションしたマンションに暮らす日刊住まいライターは、壁づけキッチンとダイニングの間に、DIYでカウンターを設置。作業スペースにもなり収納もできる場所ができ、劇的に家事がラクになりました。オープンな雰囲気で、家族みんなで集えるキッチンになったのもうれしいメリットです。
すべての画像を見る(全8枚)10年前に中古マンションを無骨な空間にリノベーション
わが家は、夫婦ふたりと子ども3人(長女16歳、長男11歳、二男6歳)の5人家族です。10年ほど前に、約65㎡の中古マンションを購入し、フルリノベーションを行いました。
キッチンをどうするかは悩みましたが、キッチンに取れるスペースや予算の関係もあり、壁づけキッチンを採用しました。ちなみにキッチンのワークトップの広さは、間口170×奥行90cmほどです。
壁づけのキッチンにカウンタープラスでアイランド風に
コンパクトながら好みのキッチンに仕上がり満足。しかし、暮らしていくうちに家族も増え、子どもも成長。ものが増えただけでなく、夫や子どもといっしょにキッチンに立つ機会も増えました。
そこで、より使いやすくなるようカスタマイズすることに。作業スペースや収納の少なさを補うべく、キッチンカウンターを設置することにしたのです。
こちらが設置したキッチンカウンターです。
キッチンスペースとダイニングの間に、幅90×奥行45×高さ80cmのキッチンカウンターを置きました。ちなみにこちらのカウンターは、金属加工の仕事をしている夫が合板とガス管を使ってDIYしたものです。
このカウンターをキッチンとダイニングの間に置くことで、作業台やキッチンで使うものの収納場所として使用できるように。夫婦で調理する、子どもがお手伝いする、配膳するなど、いろいろなシーンで役立っています。
カウンターの下部分には、収納グッズを用いてこまごましたものや食品ストックなどを収納しています。
パントリーもない家ですので、正直これだけでは収納は十分とはいえません。しかし、その分、余計なものを買わなくなり、ミニマムなストックに。収納下手な筆者の性格的にも、ある意味よかったと思っています。
ちなみに上段には、日常的に使う文房具や小物、料理関連の本など。下段には、レトルト食品や調味料、製菓グッズなどを収納しています。