引き出しの中のものを、出し入れしやすくしまいましょう。引き出し内をボックスや仕切りで使いやすく、また、しまうものを「テーマ」決めて絞るのがコツです。日刊住まいライターが実践していることを紹介します。部屋を散らかすものを、ただ引き出しに突っ込んでいる状態の人は、ぜひ参考に。
すべての画像を見る(全6枚)まずは不用品のあぶり出しからスタート
片づけをするとき、不用品の見直しは避けては通れません。筆者が「いる」か「いらない」か迷ったときは、最後にいつ使ったかを思い出すことにしています。
最後の使用から時間がたっていて、再度購入しても無理のないアイテムであれば、思いきって処分することにしています。
引き出しごとにわかりやすい「テーマ」をつくる
そうして、必要なものだけに絞り込めたら、次は使いやすい場所にしまっていきます。ここでよくあるのが、引き出しにいろんなものを詰め込みすぎてしまうこと。
結局、引き出しがあきにくく、中に入れているものが見えにくくなり、なにが入っているかわからなくなる「負のループ」が発生してしまいます。
ツメ切り、コスメ、電気ケーブルなど、もともと部屋に散らばっていたものを、雑多に入れて引き出しを閉めただけでは、部屋はきれいに見えても、片づいたとは言えません。そこで筆者は、引き出しごとにテーマを決めて、引き出しスペースに余裕を残して収納することを心掛けています。
これなら、探すときにも「ここの引き出しにある」と予想がつきます。
1つの引き出しにしまうもののテーマは、筆者の場合、多くても2つまでに。たとえばツメ切りや耳かきなどのお手入れグッズと、絆創膏や常備薬など、似たテーマのものでまとめます。
さらに、ラベリングしていっそうわかりやすく。家族がひと目で把握できるように気をつけています。
お気に入りのケースで取り出しやすくまとめる
小さくて行方不明になりやすいアイテムや、グルーピングしておきたいものは、ケースの中にまとめて収納しています。
コスパを考えて100均アイテムを使うこともありますが、好きなブランドのケースをそろえると、中に入れるものをきれいにしておこうという気持ちになる筆者。お気に入りを購入して「きれい」を保つ手助けをしてもらいます。
筆者の場合、たとえばカトラリー収納には、イケアのBROGRUNDを使っています。
●100均や無印良品の仕切りをうまく使う
立てて収納した方が使いやすいものは、100均や無印良品で購入したアイテムで仕切っています。素材がクリアだと、中が透けてみえるので便利だなと感じます。写真ではハンカチやポケットティッシュを立てて収納。
外出時にぱっと持って行くもの、というようなテーマでものをまとめています。
●フタつきの収納ケースは不便なことも
余談ですが、収納ケースを入れて使う場合、フタつきのものは不便なことも多いです。見た目はきれいにそろいますが、ものを取り出すときにフタをあける手間が加わるので面倒。
ものを詰めすぎてフタが浮いて不格好になることもあるので、わが家ではフタのないものを購入するか、あってもフタをはずして使っていることがほとんどです。
引き出しをあけて、そのままサッと取り出せる収納を整えておくと、生活がぐんとしやすくなると感じています。