玄関横のちょっと余裕ある収納スペース「シューズクローゼット」。4年前に戸建ての中古住宅を購入した日刊住まいのライターも、整理収納アドバイザーとしての経験を生かして、リノベーションでシューズクローゼットをつくりました。広さは3㎡。玄関土間からと、玄関ホールの双方からアクセスできる間取りにして使い勝手も上々です。内部の様子を詳しく紹介。
すべての画像を見る(全9枚)シューズクローゼットを採用して、玄関のゲタ箱をなくす
4年前に2階建ての中古住宅を購入して、リノベーションした筆者。新居の玄関横のスペースには、シューズクローゼットをつくりました。
シューズクローゼットをつくることは、リノベーションプランの初期段階から希望していました。玄関のスペースからゲタ箱がなくなるので、すっきりした空間を実現できます。また、シューズクローゼットがあると、外出時や帰宅時の動線がよくなると感じていたからです。
ちなみに、わが家の玄関スペースは、広さ約2㎡。シューズクローゼットの広さは3㎡です。
シューズクローゼットへのアクセスは、玄関土間からと、玄関ホールの双方から可能。靴を脱いで上がる仕組みです。
階段だった場所をシューズクローゼットに
リノベーション前、現在のシューズクローゼットの場所には階段がありました。筆者は、新居では階段をリビングに近く設置し、オープンなデザインを希望していので、リノベーションで家の中心に移動したのです。
ちなみに玄関の位置や広さは、リノベーションでは変更していません。そもそも階段だったスペースをそのままシューズクローゼットにしたため、広さを検討する余地はありませんでした。
広さ3㎡のスペースのシューズクローゼットですが、家全体の面積(およそ95㎡)からすれば、3人暮らしのわが家にとっては、ちょうどいいサイズ感だと思っています。
土間ではなく、靴を脱いで利用するシューズクローゼット
一般的にシューズクローゼットは、玄関から土間つづきになっています。しかしリノベーションをしたわが家では、既存の状態を優先。そのため、土間から一段上がって床になっています。シューズクローゼットに土足で出入りはできません。
靴をしまうことに関しては、シューズクローゼットへは、土足で出入りできる方が便利だろうと感じます。しかし一方で、土足ではなくなったことで、靴以外の収納に使い方が広がり、結果的に不便は感じません。
たとえば、腕時計やマスクなどの小物類もシューズクローゼットに収納できます。土間空間にラフに扱いたくないようなものを収納するには、かえってよいのです。
土間続きではないことに対しては、シューズクローゼットの出入り口を2つにして対応。ウォークスルーにしたことも正解でした。
靴類を置いている棚は、2つある出入り口うちの、玄関ドアに近い出入り口のそばに設置。土足でなくても不便を感じることなく、わずかな移動で土間に靴をおろせます。ひとつの出入り口から行ったり来たりする必要もなく、動線もスムーズ。