おうちの中でも大きな場所を占め、大量の電力を使う家電・冷蔵庫。毎日使う家電だからこそ、便利に整えてみませんか? 54㎡の小さな団地で3人の子どもと暮らすシングルマザーのライター・宮本玲花さんは、小さな冷蔵庫を使いやすく整えています。節約にもなるそのコツを教わりました。
すべての画像を見る(全14枚)小さな団地の小さな冷蔵庫。4人分の食材をすっきり収納するコツ
4人家族で使う冷蔵庫のサイズは「450~500L」くらいが目安と言われているところ、わが家は「270L」の冷蔵庫を使っています。
もっと大きい方が買いおきもできるし、収納するにも困らないけれど、小さな団地における冷蔵庫のサイズは限られてしまうのが現実。
小さな冷蔵庫でもスペースを有効活用して、使いやすくすっきり収納するポイントをご紹介します。
●ポイント1:食材の「種類」を意識してゾーニングする
今までも食品ごとになんとなくゾーンを分けて収納していましたが、サイズの違う調味料などがあちこちに点在していました。最上段の半透明のケースにも小さな調味料が入っています。
そのせいで調味料を一目で探せないだけでなく、普段目に入らないことで賞味期限がきれてしまうものも。
そこで、収納している食材の「種類」を意識して収納を見直しました。
こちらはドア裏のビフォー。ここに調味料を集めるように整えます。
倒れやすいチューブは専用のケースを用意します。
小さな調味料をしまう最上段には、仕切り板をつけてゆるやかにゾーン分けします。
ドア裏のアフター。調味料はここに集結できました。
背の高いボトルから小さなビンまで、このゾーンだけを見れば一目で探せるように収納しました。
庫内がわかりやすく整ったことで、すぐに目当ての食材を手に取ることができ、冷蔵庫の扉をあけている時間も減少。電力の節約になっていると思います。
また、賞味期限をきらしてしまう事故も減りました。
●ポイント2:「使うタイミング」を意識する
食品の種類ごとにゾーンを分けるとともに、「タイミング」も意識して収納を考えました。
朝食の時間に手に取ることが多いヨーグルトやソーセージ、納豆などを近くに集めることで、出し入れを簡単に。
ヨーグルトはケースごとテーブルへ運び、子どもたちは好きなものを選びます。
下の段は夕食で使う食材や飲料などを配置。空間に余裕をもたせているので、残りものもスムーズにしまえます。
野菜類はざっくり袋分け。ときどきしか使わない粉物は、密閉容器に入れてここに保管。
おもに野菜室に入らないものをしまう場所と決めておき、普段は余白として残しています。
タイミングごとに食材を分けたことで、食材や残りのおかずを無理なく管理。無駄にすることがなくなりました。