お正月に届いた年賀状、どうしていますか? 連絡先の更新はもちろん、来年の年賀状を送る際のリストにもなるので、きちんと整理しておきたいもの。
「毎年届くものですから、1月のうちに整理のルールを決めておくと、気分もすっきり1年を始められます」と語るのは、ライフオーガナイザーの下村志保美さん。詳しく伺いました。
年賀状は1年ごとに処分!スマホで撮影していつでも見られるようにしましょう
年賀状のやり取りがひと段落し、片づけるこのタイミングで、整理のルールを決めておきましょう。
●1年分を輪ゴムでまとめるだけ!がじつは簡単です
私の収納法は、年賀状は輪ゴムでとめ、封筒や切手を入れているボックスに入れるだけです。
次に年賀状を書くときに見返すだけなので、できるだけコンパクトに、そしてどこに片づけたか忘れないように決まったところに収納しています。
●保管は1年分だけ、写真を撮ってスマホに保存
ため込まないために大切なのは、とっておく期間。
私は、年賀状は1年分だけ置いておくルールにしています。年賀状が届いたらスマートフォンで写真を撮り、その年の年末、翌年分の年賀状を書いたら処分しています。
撮影した写真は私はEvernoteというメモアプリで管理しています。スマートフォンの画像フォルダにアルバムとしてつくるだけならさらに簡単です。
写真があるし、思い出だし…とずっと保管した方がいいような気がしますが、毎年増えるものですし、年賀状も集まるとけっこうなかさに。収納場所には限りがあります。
またあまり想像できないことかもしれませんが、いずれ年をとって自分が管理できなくなったとき、それらを処分するのはだれかということを考えておくことも必要です。
●おすすめしない方法は、ファイリングすること!
年賀状やハガキを整理するフォルダーやファイルはたくさんあります。
これに入れて収納すると一見きちんと整理できたような気になりますが、じつはファイル自体が場所をとりますし、毎年毎年どんどんたまっていくと、収納場所を圧迫する原因に。
ファイルに一度入れると取り出すのはなかなか面倒。見返すこともないまま入れっぱなし、たまりっぱなしになる可能性があります。
年賀状を整理収納しようと思ったとき、「自分はなんのために収納するのか」と考えてみましょう。
●年賀状の処分の方法
年賀状には住所などの個人情報がのっています。破ったりシュレッダーにかけたり、黒の油性ペンなどで住所や名前を塗りつぶしている人も多いのでは。手間がかかっておっくう…というときはこんな方法も。
私は年賀状の束をガムテープでぐるぐる巻きにし、中身が見えないようにしたあと処分しています。
※ゴミの出し方は自治体によって異なりますので、分別方法を確認してから出してください
年賀状は年に一度の挨拶であり、近況報告。送って相手に読んでもらった瞬間、その役目が終わります。
永久保存してもらうつもりで年賀状を送る人はいないので、処分の際の「申し訳なさ」を感じすぎないようにしましょう。
●書き損じ、未使用の年賀はがきの交換のタイミング
書き損じたり余分に買っておいたりと、ポストに投函しなかった年賀ハガキは未使用なので、郵便局に持っていくと1枚5円の手数料で切手などに交換してもらえます。
さっさと交換してしまったほうがいいように思いますが、私は年末に年賀状を印刷する際のテスト印刷用として手元に置いておきます。
印刷していてもしていなくても交換手数料は一律5円。だったらしっかり活用したほうがおトクですよね。
交換した切手はゆうパックなどを送るときの送料としても使えますし、「封ができれば料金は一律」のレターパックに交換しておくのも便利です。