5人の子の子育てをしながら、20Kgのダイエットに成功した、人気インスタグラマーのにーよんさん。ジム通い不要、ダイエット専用の食品にも頼らず、身近な食材を使ってヘルシーなボディを手に入れるコツをまとめた本『ダイエット母さん、20Kgの脂肪をちぎり捨ててみた。 マネするだけ5日間痩せプログラム』(KADOKAWA刊)も大好評です。

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おいしいもの、食べたいものも楽しみながらやせる!

にーよんさん
お話を伺ったにーよんさん(撮影:松木 宏祐)
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今回は、産後、体型の変化が気になりながらも、日々の生活に追われて、なかなかダイエットに意識が向かない…という方に向けて、ご自身の体験や、健やかな心身のつくり方を教えていただきました!

●ATMでのエラー表示。正体は自分の脂肪だった!

――生活の中でできることを実践し、20Kgの減量に成功されたにーよんさん。著作の中でも触れていましたが、もともと「ご自身がぽっちゃりめ」だという自覚はあったのでしょうか?

にーよんさん(以下、にーよん):ありました。私は4姉妹なのですが、もともと全員がふっくらとした体型なんですよね。それに加えて大人になると、40代後半長女は大の美食家、40代半ばの二女は夜食や間食好き、そして30代半ばの妹は、運動嫌いでゴロゴロしがち…と、それぞれが肥満になりやすい生活スタイルに別れていきました。

私の場合は、10代の頃からなるべく太らないように気をつけてはいたものの…。結婚をし、5人の子の妊娠、出産、育児に追われて、完全に自分の体型に無頓着になって体重が増えていったパターンです。

――そんなにーよんさんが、ダイエットに目覚めたきっかけはありますか?

にーよん:ある日ATMへ出かけたら、「画面にものを置かないでください」とエラー表示が出たんですよね。「え、なにも置いてないけど?」と、よく見たら、画面に自分のおなかの肉が乗っていたんです(笑)。それまでも車に乗ってからシートベルトを締めたときに、ベルトの上に肉がはみ出るな~、ぐらいの自覚はあったんですけれども。

この“ATM事件”は、私はそんなに太ってた? と、かなり衝撃を受けましたね。そこで、自分なりの方法で、健康的にやせる方法を考えてみたんです。

●1か月90食のうち、45食が「ヘルシー」ならばOK!

――副菜を増やす、納豆などそのまま食べられる食材を買うなど、日々の習慣で栄養を取りながらカロリーを落としていく方法は、子育て中の人も挑戦しやすいと思いました。

にーよん:そうなんです。食べずにやせるのは危険ですし、リバウンドもしやすい。だけど新鮮な野菜や良質なタンパク質などを増やしていくことで、脂質や糖質過多にならない食生活をつくり直していきました。

それに私の場合、1か月90食のうちに、半分の45食ぐらいで、ダイエットを意識した食生活ができればOKだとも思っていて。というのも、本格的にやせようと決意したときに、「家庭科の教科書に出てくるような、ヘルシーな食生活を一生続けなきゃダメなの…?」って、数日で挫折しかけたんですよね(笑)。

食事
にーよんさんがたどり着いた食事バランス(撮影:fort)

そこで考え直したのが、おいしいもの、食べたいものも楽しみながら、脂質と糖質が高すぎない食材をレシピに加えていく、今のやり方でした。

ダイエットを始めてから2~3年がたち、年末年始はちょこちょこリバウンドもしていますが(笑)、このゆるやかな考え方のおかげで、大幅なリバウンドないですし、自分にとって満足できる体型をキープしています!