時間がない人は必見! 20分でできる3品のレシピを料理家・今井真実さんに教えてもらいました。鍋ひとつでできるから、洗いものが少ないのもポイント。忙しいときにこそつくりたい、おすすめレシピです。

「ゆで鶏とレタスの温サラダ」献立

鍋ひとつ献立なら片づけも時短に。鍋ひとつを使い回し、しかも途中で洗う必要なし! 野菜や鶏肉をゆでたお湯は、うま味の宝庫。味をととのえれば、絶品スープに変身します。

「ゆで鶏とレタスの温サラダ」献立
「ゆで鶏とレタスの温サラダ」献立

【調理目安時間】:20分
【順番】:ニラのおひたしをつくる→鶏モモとレタスをゆでる→サンラータンをつくる

●ニラのおひたし

鶏肉にからめて食べても。卵白はスープで活用。

【材料(4人分)】

  • ニラ 1束
  • 湯 5カップ
  • 塩 小さじ2
  • 卵黄 1個分
  • しょうゆ 適量

【つくり方】

(1) ニラを7cm長さに切る。鍋に分量の湯を沸かして塩を加え、ニラを20~30秒ほどゆでて火を止める。

(2) (1)を取り出し(湯はとっておく)、器に盛る。中心にくぼみをつくって卵黄を落とし、しょうゆをかける。

[1人分21kcal]

 

●ゆで鶏とレタスの温サラダ

香味野菜も一緒にゆでて風味づけを。

【材料(4人分)】

  • [鶏モモ肉(から揚げ用)500g ショウガ(薄切り)2枚 ニンニク(つぶす)1かけ 酒50ml]
  • レタス 大5枚
  • ポン酢しょうゆ、焼き肉のタレなど 各適量

【つくり方】

(1) <ニラのおひたし>で使った鍋の湯にAを加える。強火にかけ、沸いたら中火にし、表面がボコボコと沸いている状態を保って10分、アクを取り除きながらゆでる。残り30秒あたりでレタスを大きくちぎって加える。

(2) (1)の鶏肉とレタスを取り出し、器に盛る(湯はとっておく)。

(3) ポン酢しょうゆや焼き肉のタレなど好みの味つけで食べる。

[1人分166kcal]

 

<メモ>

鶏肉はペーパータオルで水けをふき取りながら湯に入れると臭みが気にならない。

 

●シイタケと豆腐、卵のサンラータン

野菜と鶏肉のだしが出た、滋味あふれる1杯。

【材料(4人分)】

  • シイタケ 2枚
  • 豆腐(絹ごし) 1丁(300~400g)
  • 卵白 1個分
  • 酢 大さじ1
  • 刻みネギ 少し
  • ラー油(好みで) 適量

【つくり方】

(1) シイタケは軸を除き、薄切りにする。

(2) <ゆで鶏>で使った鍋の湯を中火にかけ、(1)を加える。豆腐を小さくちぎりながら加え、溶きほぐした卵白を流し入れる。酢を加えてひと煮立ちさせる。

(3) 器に盛ってネギを散らし、ラー油をかける。

[1人分119kcal]

計量単位は1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1合=180mlです

忙しい日でも20分以内で3品完成!時短献立のルール

20分以内で3品完成できる、料理家今井真実さんの時短献立。家族も喜ぶおいしい時短献立をつくるときのルールを3つ教えてもらいました。

●1:取りかかる順番を意識して

だしを煮出す、豆腐を水きりするなど、少し時間が必要な作業は最初に。シンプルな手順で、洗い物も少ないレシピになっています。レシピの【順番】を参考につくってみて。

●2:火のとおりが早い食材を使う

食材選びが、じつは重要。肉は薄切りやひき肉を優先。野菜も、レタスやモヤシ、豆苗など、生でも食べられるものを積極的に使います。下処理もいらないのがうれしいところ。

●3:具だくさん汁物があればなんとかなる!

材料が増えるほど、手順にも時間にも負担が。ただし、汁物は例外。火にかけて放っておけるし、素材を選べば、時短でもおいしい! 食べごたえも栄養もバッチリです。