業務用の厨房機器を取り入れると、無骨でカフェっぽい雰囲気のキッチンを実現できます。10年前に中古マンションをフルリノベーションした日刊住まいライターは、無骨な雰囲気のキッチンにあわせて、業務用食器棚をセレクト。ヤフオクで安く購入した中古の業務用食器棚は、ユーズドならではの味わいがインテリアにもマッチ。10年たった今も満足しています。業務用特有のざっくりした収納を、劇的に使いやすくするアイデアも紹介。
すべての画像を見る(全12枚)キッチンは無骨でカフェっぽい雰囲気に
筆者は夫と、子ども3人(長女16歳・長男11歳・二男7歳)の5人家族です。10年前に延床約65㎡のコンパクトな中古マンションを購入しました。
最初からフルリノベーションを希望しており、ザ・昭和な古いマンションをコンクリート現しの「無骨」なスタイルにチェンジ。
そんなテイストにあわせて、食器棚は業務用のものを購入することにしたのです。
相場より激安!業務用食器棚をオークションで購入
業務用食器棚を購入するにあたり、まずは専門サイトなどから新品を購入しようとしました。でも、できるだけ安く購入したい。中古は中古で、わが家のインテリアにマッチするかも…。そんな気持ちもあり、中古メインで探すことにしました。
テンポスドットコム(厨房機器用品を取り扱う)などの通販サイト、ヤフオクなどで探した結果、ヤフオクで好みの業務用食器棚を発見して、購入することに。サイズ感もわが家のキッチンにぴったり、そして価格が安かったのです。
10年前に購入したので、詳細な価格までは覚えてないですが、新品だと10万円近く、中古でも5~6万円するようなものでした。これを筆者は、3万円程度(送料込み)で落札できました。サイズは、幅60×奥行45 ×高さ175cmです。
無機質な業務用食器棚がカフェっぽいインテリアにマッチ
業務用食器棚(写真左側)をキッチンに置いてみると、ステンレスのシンプル&無機質なデザインがわが家のインテリアにマッチ。サイズ感もコンロ脇にフィットして、見た目もサイズも大満足でした!
さらに、ステンレス製でマグネットがつくため、食器棚にマグネット式のラックなどをつけることも可能。ラックにコンロ回りでよく使う塩やコショウ、鍋つかみなどを収納できる点は、暮らし始めてから気づいたメリットです。
業務用だから家庭での使用にはマッチしない面も…
その名の通り、業務用につくられた食器棚。店舗で使うことを想定してつくられているため、大容量で、たくさんの食器を取り出しやすいつくりとなっています。
つまり、ある程度同じ食器をたくさん重ねて収納するのには向いていますが、家庭のこまごまとした食器類を収納するのにはあまり向いていない部分も…。
このようにこまかく棚板をつける溝はついていますが、棚板は上1枚、下1枚の計2枚のみ。各スペースの高さは約40cmと通常の食器棚より高さがあります。
もちろん棚板を追加で購入する方法もありますが、めんどくさがり屋な筆者は、そのままの状態で食器を適当に収納。
家族が増え、成長していくにつれ、食器棚の中はかなりごちゃごちゃとした状態に…。結局「取るのが面倒でいちばん上の食器しか使わない…」といった事態に陥りました。