シェルターから迎えた保護犬・ふうちゃんと暮らす、イラストレーターの岩沢さんと夫。
ESSEonlineで連載中の漫画エッセイ「保護犬マンガ」が『保護犬ふうちゃんとわたしたち』として電子書籍化。それを記念したインタビューの前半では、保護犬を迎えようと思ったきっかけや、保護団体でのふうちゃんとの出会いについて伺いました。後半では、ふうちゃんと暮らす中で芽生えた気持ちや変化について教えてもらいました。
保護犬ふうちゃんに「小さい命でも美しくてかけがえない」と教えてもらった
すべての画像を見る(全7枚)――ふうちゃんと暮らしてから、暮らしや考え方の面でいちばん変化したなと感じることは?
私も夫も、ありとあらゆる犬が大好きになりました(笑)。よそのおうちの犬と道で行き会ったりすると、かわいい! となって、もうニコニコして見ちゃったり、話しかけちゃったりしています。私は以前からそういうところがあったのですが、夫は犬に興味がなかった人なので、これはすごい変化だなと思って見ています。
――ふうちゃんと暮らしてよかったと思うことはどんなことですか?
私がいなかったら死んでしまうかもしれなくて、自分を頼りにしてくれている生き物が家にいる、その責任を負ったことがすごく大きかったなと思っています。わたしたちには子どもがおらず、自分より弱くて小さい生き物を守るという経験を初めてしたので。
そういう立場になって責任を負ったということは、人間的に成長させてもらったじゃないですけど、今後の人生にも影響を与えるんじゃないかなと思っています。そういった点でもふうちゃんに感謝しています。
あとは、夫婦げんかの一歩手前でふうちゃんが癒してくれる、みたいなときがあります。子はかすがい的な感じで…(笑)。
空気が悪いと、近づいてきたふうちゃんがなでてほしそうにしていることもあって、それで一旦休憩! となったりそのまま収まったり。ふうちゃん自身は、察してそういうことをしているわけではないみたいですけど(笑)。