保育園や幼稚園を卒園すると、すぐ迫ってくる小学校入学。あわてて教科書の収納場所やランドセル置き場を準備する人も多いのではないでしょうか。「収納場所は、入学後にゆっくり考えていけばいいと思います」というのは、「65点の暮らし方」について発信している整理収納アドバイザーのハギヤマジュンコさん。詳しく伺いました。
入学前の準備でやって後悔したこと3つ
もうすぐ入学を迎えるお子さんをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
私はせっかちで心配性。そのため娘の入学時には事前にあれやこれやと準備をしたのですが、「これは事前にやらなくてもよかったなぁ」とやって後悔したこともあったので、今日はそちらをご紹介させていただきます。
●1:ランドセル置き場の準備はいらない
すべての画像を見る(全4枚)ラン活をした人もしなかった人も、入学前の今の時期にはもうお手元にランドセルが届いているのではないでしょうか?
ランドセル置き場を入学前につくり込んでいませんか?
新1年生は体も小さく、力もそんなにありません。いくら軽いランドセルを選んでいたとしても、そのランドセルに教科書やノート、文房具を入れるとすごい重さになります。
学校から歩いて帰ってきて、ランドセルを収納するのはかなり難しい作業です。
・収納場所にしまい込む
・フックにかける
・棚の中に入れる
こんなランドセル置き場は、それだけで重労働。定着しません。
ランドセルはシンプルにただ「置くだけ」の収納ができればOK。
その子によって得意な方法、苦手な方法が違ってきますので、入学後、学校生活に慣れていく中で、わが子に合うランドセル置き場をつくっていけばいいと思いました。
●2:教科書・ノートの収納準備はいらない
ランドセル置き場と同様に、教科書収納も入学前につくる必要はありません。
新1年生の教科書やノート類は驚くほど数が少ないです。もちろん学校によっても違いますが、1年生の間は持って帰っては来るものの、宿題をするとまたランドセルにしまって、次の日また持っていくというようなことが多かったです。
教科書を家に置いておくのは長期休みくらい。
入学前の今の時期に教科書置き場はつくらず、入学後、家に置く教科書の量をみてから考えていけばいいのではと思います。
●3:学習デスクの準備はいらない
準備をしなくてよかったもの3つ目が学習デスクです。
最近ではリビング学習がメジャーになってきていますが、そのとおり!
まだまだ1人で宿題をすることは難しいのが1年生です。
文章を読んで、それに答えるということすら難しく、あれこれ聞かれては横に大人がついて一緒に宿題をしていたことを思い出します。
ダイニングテーブルの端っこや、ダイニングの中に小さな机を置いてやるなど、大人が長時間過ごす場所の一角に宿題をするスペースがあれば事足りました。その方が、宿題をみる大人にとってもラクで好都合!