家づくりでは、毎日の家事ができるだけラクになる間取りを考えましょう。2年前に大手ハウスメーカーで家を建てた日刊住まいライターは、「洗濯をラクにすること」と「家族で長い時間を過ごす場所を快適にすること」を考えてプランしました。結果、LDKは広くとりつつ、1階にコンパクトでストレスのない洗濯動線を実現。さっそく紹介します。

1階の間取り
洗濯機置き場兼脱衣所、洗濯物干し場、洋服を収納する場所を1階にまとめるとラク!
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家づくりでは「洗濯をラクにすること」を重視

外観

わが家は2人の子ども(4歳と1歳)を含む4人家族。2年前に大手ハウスメーカーで、総2階の家を建てました。

家づくりで重視したことの1つが「洗濯をラクにすること」です。洗濯機置き場兼脱衣所、洗濯物の干し場、洋服を収納するファミリークローゼットをすべて1階にまとめました。洗濯物の干し場は、つり下げ金具を天井に取りつけて、物干し竿をつるしています。なお、これらは近い場所にあるため、各場所への移動距離も短いです。

じつは家づくりでもう1つ重視したことがあります。それは、家族で長い時間を過ごす場所(LDK、子ども部屋、主寝室)を広く快適にすること。これらの部屋を広くしたかったので、「洗濯をラクにすること」を重視つつ、洗濯関連のスペースはできる限りコンパクトにしました。

 

洗濯物干し場

こちらは洗濯物干し場です。広さは1.4畳しかありません。洗濯機を置いている脱衣所もわずか1畳。ファミリークローゼットも1畳です。

 

洗濯動線は1階で完結。動線もコンパクト

わが家は、脱衣所に縦型の洗濯機を置いています。洗濯の工程は、脱衣所で「洗濯」→室内の洗濯物干し場で「干す」「取り込む(一部たたむ)」→ハンガーがけして乾かした洋服を、そのままファミリークローゼットに「収納」しています。

 

リビングに面した3つの扉

写真は、左から順に、階段下収納、ファミリークローゼット、洗濯機置き場に続く洗面所の扉です。すべてLDKに面してます。

 

ファミリークローゼット

こちらはファミリークローゼットの内部。最近は、子どもが成長して洋服のサイズが大きくなってきたことから、ファミリークローゼットの横にある階段下収納にも、洋服を収納するようになりました。

しかし、階段下収納はファミリークローゼットの横にあるため、洗濯動線はさほど変わりません。

洗濯動線はコンパクトで、階段の上り下りもなし。たたむ作業も極力減らしたため、日々の洗濯を効率よくできています。

なお、わが家には2階にベランダもあります。こちらは布団を干すときのみの使用。洋服を干す用途では使っていません。