50代でコンパクトな暮らしを目指す人、また、新生活でひとり暮らしを始める人に役に立つ、小さな冷蔵庫の上手な活用法を紹介します。小さな庫内を収納グッズや保存容器で使いやすくしましょう。収納のプロ・ライフオーガナイザーの田川瑞枝さんが、自宅の冷蔵庫の使い方を交えてアドバイス。調味料を最小限に持つ工夫も。
すべての画像を見る(全16枚)100均収納グッズで、食材をいつも固定の位置に
小型冷蔵庫は、棚板の枚数が限られるので、つい奥まで食材を押し込んで入れてしまいがちです。庫内の状態はものが取り出しやすく、なにが入っているのかひと目でわかるようにしたいですね。
50代になった筆者は、夫婦ふたり暮らしになったタイミングで、146Lの小型冷蔵庫に置き換えました。冷凍室が大きめで、野菜室のない2ドアタイプ。冷蔵庫は可動式の棚板が1枚、引き出し1つのタイプです。
わが家の工夫は、42㎝の棚幅にぴったりの収納グッズで、仕切り枠をつくったこと。その枠の1つでもあるファイルボックスの中は、さらにブックエンドや紙コップで仕切るといった具合に。置いた食材が崩れにくくて、便利です。
上段は、高さ8㎝以内の食材置き場に。定番食の納豆やヨーグルトを置いてきます。「買ってきたらここに入れる」と決めているので、取り出すときも迷いません。
下段は9㎝幅と5㎝幅のファイルボックス、18㎝幅のトレーで仕切りをつくりました。9cm幅のファイルボックスには、セリアのボトル3個でお米を収納。
4人家族で使うような標準的な冷蔵庫だと、ドアポケットに調味料入れのスペースがありますが、わが家の小型冷蔵庫は、ドアポケットが狭いので、調味料もボックスに入れています。
5㎝幅のファイルボックスは、薄い食材を立てて収納するのに便利です。
ボックスやトレーを使うメリットは、「掃除がラクになる」「ものが倒れてこない」「引き出して奥のものが取りやすい」の3つ。時短家事にもなります。