スタイリスト・山本あきこさんの人気連載。「もしかしてファッション以前?」という素朴な疑問から、「この服のスタイリングはどうしたらいい?」という着こなしまで、大人の女性の「それ、あるある!」というおしゃれのお悩みにお答えしていきます。今回は、カーゴパンツの着こなしです。

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この春、「カーゴパンツ」の人気がジワジワと再燃していることにお気づきですか? カーゴパンツ、ワークパンツ、ベイカーパンツ…細かな違いで呼び方は変わりますが、50代、40代の大人世代的には、「ああ、この形のパンツ、何度か流行ったよね!」と親しみを覚える方も多いのでは。デニムのように毎日はけて、さまざまなトップスとも合わせやすいベーシックさを兼ね備えたパンツは、デイリーコーデの強い味方。ただ、何周もしているアイテムこそ、おしゃれに着こなすにはちょっとしたコツが必要かも?

●アウトドア全開だとおしゃれ見えしない!?

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そうそう、これ! 別にコーディネートとしては全然間違っていないんです。カーゴパンツはもともとアウトドアやワークアイテムとしてデザインされていますから、ネルシャツやスニーカー、ブーツなどのアイテムは言ってみれば「仲間」。合わないわけではない。ただ、ファッションとして取り入れる場合は、合わせるものは「違うもの」のほうがおしゃれに見えますよ!

色数を抑えればグンとシックな着こなしに

カーゴパンツをおしゃれに着こなすための3つのポイントをお伝えします!

ポイントイラスト

●1:コーディネートは「2色まで」で上品見え

カーゴパンツをおしゃれにはくには、まず「配色」が大切です。といっても難しいことはなく、なるべく「色数を抑える」だけ! カーゴパンツは、それ自体がカジュアルなアイテムなので、たくさんの色を加えてしまうと、カジュアルを通り越して、子どもっぽく見えてしまいます。大人が子どもっぽく見えるというのもおかしな話ですが、つまり「年齢感」がわからなくなってしまうということ。カーゴパンツがカーキ色なら、黒か白だけを加える、またカーゴパンツが黒なら、白やグレーだけを加えてモノトーンでまとめる…という配色を意識すれば、グンと大人っぽくカッコいい着こなしが実現します。

 

●2:カーゴパンツは黒か白を選ぶとスタイリッシュ

また、カーゴパンツというとカーキを思い浮かべる方が多いと思いますが、スタイリッシュにはくなら、今年は黒や白などモノトーンカラーを選ぶのも手。「ポケットが多い」「丈夫で毎日はける」などのメリットはそのままに、全体のイメージはカーキのものよりぐんと都会的でクリーンな雰囲気になります。その際も、グレーや黒のトップスを合わせ、色数を抑えた着こなしを意識するとカッコよく決まります。

 

●3:細めより太めシルエットが旬!

また、これから買うという方はピタピタした細身シルエットより、少しゆとりがある太めのシルエット、なおかつ、できれば裾にかけてテーパードになったデザインが今どきっぽくておすすめです。さらにこのデザインなら、少し腰まわりが気になるという方も、すっきりきれいなボディラインに見せられます。