年末年始は帰省などのイベントも多く出費がかさみがち。
「ケチケチせずに出費を抑え、気持ちよく新しい年を迎える準備をしましょう!」と語るのは、ライフオーガナイザーの下村志保美さん。上手なテクニックを伺いました。
そこそこ大きなお金が必要になる年末年始。特別支出にはどんなものがある?
年末年始にはお金がかかるもの。おめでたい気分のまま大盤振る舞いしてあとで後悔しないために、どんな支出が増えるのか傾向と対策を知っておきましょう。
●帰省時の交通費
妻や夫の実家への帰省。車で移動する場合は燃費が気になります。車内に不要なものを載せていると燃費が悪くなるので、年末の大掃除の際に車の中も片づけておきましょう。
また子ども連れで電車や飛行機で帰省する場合、荷物が多いと雨が降ったり子どもが体調を崩したりしたときに身動きが取りづらくなり、たちまち困ってしまうことに。
自分自身が帰省を楽しむために荷物などはあらかじめ宅配便で送っておきましょう。この出費は使うべき経費です。
●お年玉
お年玉は子どもの学年が上がれば金額も上げないといけないのでしょうか? 悩ましいところです。
周囲とのバランスもあるでしょうが、一度金額を上げてしまうと下げることが難しくなります。
たとえば金額が異なるぽち袋(1000円、3000円、5000円など)をいくつか用意しておいて「2019年の運試し!」と子どもに引いてもらうのもアリですよね。
アイデア次第で出費を抑え、楽しいゲームにできます。
●外食費
お正月くらい台所仕事から解放されたい! とつい外食したくなりますが、年明けは「特別メニュー」などお正月料金になっているお店もあります。
また混雑していると待ち時間が長く、その分お腹がすいてたくさん注文したくなることも。
外食は予約をしておくこと、そして回数を決めておくことをおすすめします。
また普段買わないデパートのお惣菜や食材を利用するのも手です。ちょっとリッチな気持ちになれて、外食するより出費が抑えられます。
●初売り、バーゲン
お正月の楽しみの一つが初売りや福袋…ですが、ちょっと一呼吸。
「安いから買うの?」「中に入っているものは定価でも買いたいもの?」と冷静に考えましょう。
サイズが合わなかったり趣味に合わないものは結局お金のムダですし、不要なものが増えて部屋が片づかない原因にも。
どうしても福袋が買いたければ食品などにしましょう。外食費も抑えられますね。
予算が決まれば、年末年始をもっと楽しめる!
賢く楽しく年末年始の特別支出を乗りきる最大のポイントは「いくら使っていいか」という予算を決めておくこと。
予算が決まれば「これだけしか使えない」ではなく「これだけは使っていい」とわかり、安心してお金を使うことができます。
また予算が決まることで、支出に対しての優先順位が自然に決まっていきます。
優先順位が決まることで「なんとなく」参加していた飲み会はやめておこうと思えますし、「なんとなく」買っていた初売りや福袋なども買おうと思わなくなります。
「なんとなく」使うお金が減ることで、「年末年始にあっという間にお金がなくなった」「思いのほかお金を使ってしまった」という後悔がなくなるばかりか、満足のいくお金の使い方ができます。