自宅で仕事をする際に重宝するのがワークスペースです。2年前にハウスメーカーで注文住宅を建てた日刊住まいライターは、「LDKの一角にワークスペース」という間取りにしました。独立した個室にせず、キッチンの隣に配置。子どものリビング学習の場として、将来のことも考えました。住んで2年、ワークスペースの使い勝手とちょっと後悔した点について紹介。

スタディースペース全景
1階LDKの一角につくった幅約170cmのワークスペース
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LDKの一角にスタディースペースと兼用のワークスペース

スタディースペースと兼用のワークスペース

夫と4歳の娘とともに暮らしている筆者。2年前のハウスメーカーでの家づくりの際、ワークスペースを造作しました。

大人が仕事をしたりパソコンでちょっとした調べ物をしたりする場所として、かつ、将来娘がリビングで勉強するスペースとして使えるようにするためです。その場所は、1階LDK(広さおよそ40㎡)の一角。2人がゆったりと座れるような、幅約170cmのスペースにしています。

置き家具にせずに、あえて造作にしたのには理由が。LDKの雰囲気にピッタリ合わせたデスクにしたかったからです。天板をワークスペース右隣のカップボードに色を合わせて、統一感を出しました。ずっと使い続けることを考えれば、この形をとったほうがずっとスマートです。

ちなみに、娘はまだ勉強する年齢ではありませんが、お絵かきや工作、ワークなどの遊びで、毎日のようにワークスペースを使っています。そして、家で仕事をする筆者はもちろん、夫もウェブ会議や勉強会・講演会などの視聴のために、頻繁にこの場所でパソコン作業を。家族3人が重宝するスペースとなっています。

 

事前の配線計画で、机上もすっきり!

ワークスペースには配線孔もある

造作したワークスペースは、LDKの一角。オープンな場所にできることもあって、家づくりの段階から、使いやすさやすっきりとした見た目を実現するための工夫を検討しました。その中身を、いくつか紹介していきましょう。

まずは、配線計画。パソコンなどのコードが、デスクトップでごちゃごちゃしないために、配線孔をつくっています。デスクの左右の端2か所に設けました。それぞれの穴からコードを垂らすと、ちょうどコンセントに差せるように、配線計画も合わせて。デスクの足元2か所に、コンセントを設置しています。

おかげでパソコンのコードはすっきり。コードがごちゃごちゃするとデスクで自由に使えるスペースが狭くなるうえに、見た目も悪いもの。仕事の効率にも影響が。配線孔のメリットは、かなり大きいです。

また、このワークスペースでは、スマートフォンやタブレットの充電もしています。充電用のケーブルと、ケーブル収納グッズを配線孔のそばにスタンバイさせておけば、サッと充電ができて便利。また、充電していないときも、すっきりと見えるので、筆者はこの仕組みが気に入っています。

きちんと決まった充電場所があると、充電器を探す手間がいりません。コンセントに差した充電器からケーブルがだらしなく床をはうということもありません。

 

有線LANが使えるコンセントパネル

ちなみにわが家では、念のために有線LANが使えるコンセントパネルを設置しています。今のところは無線LANでウェブ会議もほぼ問題なく行えていますが、安心材料としてつくってよかったと感じています。

 

使いやすさのためには、デスクの幅&奥行きが大切

ワークスペースのデスク

このワークスペースのデスクは、幅が170cm、奥行きは60cmにしています。幅が170cmとゆとりがあるので、筆者と娘が並んで座っても十分に余裕があります。娘がお絵かきやワークをしている横で、筆者がパソコン作業をしていても、お互いの文房具や資料がジャマになることもありません。

奥行きを60cmとしたのは、デスクトップのパソコンの手前に資料を置いても余裕のあるスペースにしたかったから。ウェブ会議や勉強会において、パソコンを見ながら手元の資料に書き込む、手帳を開いてスケジュール確認やメモをとるなどの機会は多いもの。このような動作をスムーズにできるのは、とてもストレスフリーです。