市販のパンが値上がりする今、パンを簡単に手づくりしてみませんか? 生地は冷蔵庫で数日保管OK! 食べたいときに食べたい分だけつくれる焼きたてパン。なんと、焼きはオーブントースターでも大丈夫! そんな簡単パンレシピを吉永麻衣子さんに教えてもらいました。

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基本のふわふわ生地「切りっぱなしパン」のレシピ

ひと晩寝かせたら、ざっくり切って焼くだけでロールパン風に。牛乳とバター入りでコクのあるふんわり生地は、家族にも大人気間違いなしです。

●切りっぱなしパン

切りっぱなしパン
切りっぱなしパン
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バターが香る、ふわっふわのふんわりプチパン。

材料(直径約8cm・8個分)

  • A[強力粉200g 塩3g 砂糖10g]
  • B[牛乳1/2カップ 水40ml]
  • インスタントドライイースト 2g
  • バター(有塩・無塩どちらでも可) 10g

フタつきの保存容器は20.3×12.7×高さ5.8cm・満水容量1リットルのものを使用しています

【つくり方】

切りっぱなしパンの下準備
左:大きめのボウル、右:小さめのボウル

(1) 下準備

大きめのボウルにAを入れる。小さめのボウルにはB(牛乳は室温に戻す)を入れ、イーストをまんべんなくふり入れる(混ぜない)。バターは室温に戻しておく。

切りっぱなしパンの生地をこねる

(2) こねる

小さめのボウルのイーストが溶けたら、大きめのボウルに加えてゴムベラで混ぜる。粉気がなくなってきたら、生地を外から中へ入れ込むように手でこねる。ある程度まとまったらバターを加え、全体になじんでツヤが出るまでさらにこねる。サラダ油少し(分量外)を塗った保存容器に入れる。

<POINT>

切りっぱなしパンの生地をこねる生地が手につきやすいので、指先で外から中へたたみ、こぶしでつぶす、を繰り返してこねるとよい。切りっぱなしパンの生地を発酵させる

(3) 発酵

(2)にフタをして冷蔵室に入れ、ひと晩(8時間)以上休ませる(2倍程度に膨らんでいればOK)。

1日1回以上ガスを抜いて丸め直せば、冷蔵室で5日間まで保存可。

切りっぱなしパンの生地を成形する

(4) 成形

保存容器に入れたまま打ち粉(強力粉・分量外)をふる。まな板に生地の打ち粉をした面を上にして取り出す。カード(生地を混ぜたりすくったりするもの)または包丁で8等分に切る。天板にシリコン加工のアルミ箔(普通のアルミ箔を使う場合は油を薄く塗る)を敷いてのせる。

切りっぱなしパンを焼く

(5) 焼く

以下のどちらかの方法で焼く。いずれの場合も、焦げそうになったらアルミ箔をかぶせる。

・オーブントースター:1200Wで8分(または900Wで12分)
・オーブン:180度に予熱して15分

[1個分115kcal]

生地を保存する際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに使用するようにしましょう

計量単位は1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1合=180mlです

電子レンジやオーブントースターで加熱する際は、付属の説明書に従って、高温に耐えられる耐熱ガラスの皿やボウルなどを使用してください