スタイリスト・山本あきこさんの人気連載。「もしかしてファッション以前?」という素朴な疑問から、「この服のスタイリングはどうしたらいい?」という現実的な着こなしまで、大人の女性の「それ、あるある!」というおしゃれのお悩みにお答えしていきます。
きちんとした日にアクセサリーを使いたいけれど…
今回は意外と悩んでしまうという声が寄せられる、「アクセサリー使い」についてお話していきます。アクセサリーは、今のような「冬物を着るのは飽きたけど、春物を着るにはまだ早い」時季の気分転換に役立ちますし、定番のニットやシャツに加えるだけで、ちょっとした「お出かけ感」を演出できるお助けアイテムでもあります。でも、「うまく使う」には少しコツがありますので、今回はそこを深堀りしていきましょう!
●ちょっとチグハグ?なアクセ使い
すべての画像を見る(全4枚)ああ~、なるほど。シンプルなニットやシャツなど「普段の服」にアクセサリーをプラスするのは、保護者会や親しい人との会食など、ちょっとしたイベント用にアレンジするのにすごくいいアプローチですよね。こちらの着こなしも、もちろん間違いではないのですが、「おしゃれ!」と思われるにはなんだか惜しいかもしれません。今年っぽいアクセサリー使いをチェックしていきましょう。
●旬なのは「ブローチ」と「ロングネックレス」!
(1) ニットには大きめのブローチをオン!
アクセサリーのトレンドで言えば、今年は久々に「ブローチ」の人気が復活しています。大きめなものから小さめのものまでいろいろありますが、「上品に見せたいとき=小さめ」、「少しカジュアルに見せたいとき=大きめ」と覚えると簡単! クラシックなものもありますが、イニシャルを象ったものなどは気軽に合わせやすくておすすめです。ブローチは直接肌に触れないので、金属アレルギーの方も取り入れやすいかと思います。
簡単な取り入れ方は、ニットにプラスすること。位置はデコルテあたりにしましょう。バストのカーブ部分にかかっていたり、あまり下の方につけるとバランスが悪く見えてしまったりするので、必ず鏡を見て位置を調整してください。コーディネートのコツとしては、留め具部分に使われている金属のカラーと他のアクセサリーの色を揃えること。ゴールドならゴールド、シルバーならシルバー、そこを合わせると統一感が生まれます。ブローチの大きさにもよりますが、アクセサリーとしてブローチを活かそうと思う場合は、あまり大ぶりなネックレスなどをつけない方がいいですね。
(2) シャツにはロングネックレスをプラスする
定番のロングネックレスをするなら、「重ね着」をしたシャツの上からするのが新鮮! たとえばシャツにタートルを重ねて、さらにその上にネックレスをする、という着こなしです。こうすることで、ネックレスだけが浮かない、「技ありのおしゃれコーディネート」に見せられるんです。ネックレスはボールチェーンでもパールでもOK! かなり華やかな雰囲気になります。