長年の夢だったカフェを併設した、戸建住宅を紹介します。外観はアメリカ西海岸の雰囲気。一見、平屋のように見えますが、じつは2階建てです。1階の半分をカフェの店舗と厨房。もう半分は2頭の保護犬を世話するための多目的スペースにしました。そして、2階には広いルーフバルコニーに面した自宅があります。自宅スペースは外階段でつながっているので、将来賃貸にすることも可能です。好きな仕事をしながら充実した時間を過ごせる家です。

カフェの内観
TRUCK furnitureの家具をベースに、アンティークなども加えたカフェ。床はやわらかい感触のパインフローリングで、人も犬も心地よく過ごすことができる
すべての画像を見る(全10枚)

温もりのあるカフェで、くつろぎの時間を楽しむ

Sさんの家 東京都 設計/東端桐子(straight design lab)

カフェのエントランス
カフェのエントランスのスクエアな印象を、木製の開口部とテラスが和らげウエルカムな表情に。緑におおわれた前庭も魅力的

JRの駅から徒歩10分ほど。見通しのいい交差点の角地にカフェBENCHはあります。オーナーのSさんは、ペットシッターの仕事を通してたくさんの動物と触れ合った経験があるそう。それを生かし、昨年ペットと一緒にも入れるカフェをオープンしました。

白い外壁に木枠の開口部、スクエアな外観はアメリカ西海岸の雰囲気。「カフェのお客さまに、日常を忘れてもらえるようなデザインにしました」と、建築家の東端桐子さんは話します。

店舗は、白を貴重としたシンプルななかにも木の温もりを感じる空間。以前から好きで少しずつ集めていた家具や照明器具を生かし、人もペットもリラックスできる雰囲気をつくっています。

「開店して間もなくてあわただしかったのですが、今後は2階の住まいを充実させて、犬たちとゆっくりしたいですね」とSさんは抱負を語ってくれました。

【動画】木の温もりでリラックスできる住まい