疲れやすい世代は「ミニ片づけ」がちょうどいい。捨ててよかったもの、捨てなくて正解だったものを、カウンセラー・エッセイストの若松美穂さんが教えてくれました。
50代の小さな片づけ。捨ててよかったもの、捨てなくて正解だったもの
一気に片づけができれば、スッキリして気持ちがいいもの。
でも、最近はがんばりすぎたり、長時間続けると疲れ果て、次に片づけをしようという気にはなれなかったりします。
様々な事情で、片づけの時間が取れないこともありますよね。
そこで私がやっているのは、体力的にも時間的にも負担のない「ミニ片づけ」。
「ここだけ片づける」「〇時まで片づける」と、場所や時間を決めて始めます。決めたら、あちこち手をつけない(広げない)のがコツです。
ミニ片づけを続けると、気がついたら各部屋に適度な空間ができていたということも。
●1:賞状の「筒」は必要なかった
たとえば私が最近したミニ片づけ。
すべての画像を見る(全6枚)前回の記事で書いたように、子どもの絵や賞状を処分しました。
そのとき、筒に入った卒業証書は別の場所にしまってあることに気がついて、いくつかを取り出し、筒を処分しました。
●2:カトラリーは好きなものだけ残す
また別の日は、箸やスプーンが入っている引き出しの掃除を兼ねて整理。
どうしてでしょうね。洗ったカトラリーをしまっているだけなのに、棚の中には汚れが…。定期的な掃除は必要だと感じます。一段だけと決めて、その日は終わりにしました。
どちらかというとスプーンは、縦長の方が好きだと気がつきました。
スープを飲むときには熱さを感じず、すくいやすい木製のスプーンがあるので、スープ用の丸い大きめスプーンは捨てました。
箸も、登場回数の少ないものを手放しました。
●3:昔の「名刺」を見て思い出にひたる
今はもうおつき合いがない方の名刺も、この際だからお別れすることに。電子化した方が省スペースになりますね。
一度すべて拝見し、一緒にあんなお仕事をさせていただいたな、懐かしいな…と自分なりに思い出にひたり、いい時間になりました。
●4:無料の冊子は読んでから捨てる
カード会社の明細についてくる冊子や、娘たちが通っていた学校から届く冊子は、自分の知らない情報や取りに行かない知識が載っていて、読み物として楽しいものです。
だから取っておく。でも、ゆっくり読む時間が取れないことも。
そこで、まとめておいて、新幹線や電車に乗ったとき、本代わりに読みます。
読み終わったら必要な部分だけ切りとり、処分してすっきり。