岡山県に夫婦と子ども2人で移住。茅葺屋根の古民家をリノベーションした陶芸家の住まいです。空間を細かく仕切った壁を取り払い、サッシを入れ替えて断熱材を充填した民家は、快適そのもの。天井高は、高いところで4mほど。土間と隔てる引き戸をあけると、50畳にもなる大空間が広がります。

土間側から見た広間
細かく仕切られて暗く圧迫感のあった古民家が、高い天井と明るく開放的な空間に
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家族の希望を全部かなえる50畳の大きな空間!

大森さんの家 岡山県 家族構成/夫40代 妻40代 長男7歳 長女3歳
設計/竹田真志(raumus)

梁に結ばれたカラフルなロープで遊ぶ子どもたち
梁に結ばれたカラフルなロープで遊ぶ子どもたち。空間を縦横に走る古く頑丈な梁は子どもを支えるのに十分な強度を発揮

高いところで4mほどもある天井高に加え、土間と隔てる引き戸をあけると50畳にもなる大空間。南側の開口部から陽光がたっぷり入り、室内は自然な暖かさが保たれています。

遊びに来た友達と一緒に広間を走り回る子どもたちの様子に、昔ながらの豊かな暮らしぶりが感じられるのは、古民家を夫婦と子ども2人が快適に暮らせるように改修した大森さん夫婦の住まいです。

「最初に見たときには暗くて閉塞感があって、『僕らが住みこなせるような家なのか?』と不安に思いましたが、知人で建築家の竹田真志さんに設計を頼んだら、思いどおりの住まいができ上がりました」と夫で陶芸家の健司さん。

 

ギャラリー

健司さんの作品がディスプレイされるギャラリーは、来客の利便性を考えて土間空間に。南北に土間が貫き、壁一面に作品が並ぶ様子は圧巻です。

 

屋根をかけた屋外空間

キッチンの西側にある勝手口をあけると、屋根をかけた屋外空間が広がります。別に借りたアトリエでろくろを回し、最終的な仕上げと窯入れは住まいで行います。

【動画】明るく広い!楽しさいっぱいの家