●菜箸の数。洗い物を減らしたい? 調理をスムーズにしたい?
炒める、かき混ぜるなどさまざまな調理に使う菜箸。自分にとってなにが快適かを考えると、「何組持つのがベストか」がわかると言います。
すべての画像を見る(全4枚)「何品も同時に調理することが多かったり、作業の途中で菜箸を洗うと料理に集中できないと考えるなら数組あるほうが快適かもしれません。逆に、こまめに洗うのは苦にならない、ものが増えるほうがイヤだと感じるなら1組で十分です。菜箸は洗いにくいしすぐ傷むからトングで調理するほうがいい、という人だっているかもしれません」
●食品用ラップの数とサイズ。使い分けたい?
食品保存に便利なラップフィルムは、サイズがいくつかあります。どんな風に使いたいかで、持ち方や収納方法が変わってきます。
「お皿やボウルなどにぴったり合わせて使い分けたい人は、大中小3サイズを持っておくと無駄がありません。でも3つ分の収納スペースが必要になりますね。それに在庫管理の手間も3つ分。一方で1サイズでなんとかやりくりするから管理をラクにしたいと考える人もいるでしょう」
須藤さんが強調するのは、どちらを選んでも間違いではないということ。
「3サイズのラップフィルムを持つことで自分がスムーズに家事できそうなら、それでOK。無理に手放す必要はないし、ほかのものよりラップフィルムを優先して収納スペースを確保してもうまくいくと思います」
「でもなるべく管理をラクにしたい、収納をコンパクトにシンプルにしたいと考えている人がラップフィルムを3サイズも持っていたらストレスがたまってしまうはず。まさに私がそうです。ラップフィルムに収納場所を圧迫されたくないという考えだから、中サイズをひとつだけ。多少不便でもこれ1つでやりくりしています」
心地よく暮らすために必要なものを選ぶ。この考え方を知っていれば、使っている・使っていないという基準とはまた違うもの選びができるのではないでしょうか。