1月は新ドラマが始まるタイミング。1月5日からスタートする木曜劇場『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ)は、敵対関係にある「伊賀」と「甲賀」の忍者の末裔が、お互いに正体を知らずに結婚。夫婦バトルを繰り広げながら特殊任務を遂行していくという奇想天外なストーリーです。主人公の草刈 蛍を演じる菜々緒さんにお話を伺いました。
忍者として“生きる”という気持ちで役と向き合いたい
「私、よく占いに行くのですが、必ず前世は魔女か忍者だと言われるんです(笑)。だから、いずれ忍者の役が来るのかなと思っていたら、今回バッチリ忍者役をいただけて、とてもうれしいです。もしかしたら前世でやっていたかもしれない忍者なので、演じるというより、忍者として“生きる”という気持ちで向き合いたいと思います」
こう話し、いたずらっぽい笑顔をのぞかせる菜々緒さん。1月5日からスタートする木曜劇場『忍者に結婚は難しい』で、主人公の草刈 蛍を演じます。
●電気はつけっぱなし、冷蔵庫のドアもあけっぱなし。夫婦あるあるがつまっています
原作は、『ルパンの娘』シリーズの作者・横関 大さんの同名小説。敵対関係にある「伊賀」と「甲賀」の忍者の末裔が、お互いに正体を知らずに結婚し、夫婦バトルを繰り広げながら、特殊任務を遂行していく奇想天外なストーリー。
菜々緒さん演じる蛍は、表向きはごく普通の薬剤師ですが、じつは、古来より続く甲賀忍者の末裔で、人いちばい気が強く、完璧主義で失敗や負けることが大嫌いな女性。郵便局員の夫・悟郎(鈴木伸之)と結婚して3年、ラブラブだったのは最初だけで、今では夫婦生活は冷えきって破綻寸前です。
「蛍は、超実力主義な甲賀忍者の一匹狼。現代の忍者らしく、ドローンや最新の機材を使いこなして任務を遂行します。頭脳と体力も鍛え上げられていて、すごくしっかり者。だから、悟郎さんのだらしないところにイラッとし、共働きなのに妻だけが家事をすることに不満をもっています。電気はつけっぱなし、冷蔵庫のドアもあけっぱなし、何度言ってもトイレを座ってしない…。『小さいことだけど、その積み重ねの方が根が深い』というセリフがありますが、こういった“夫婦あるある”がつまっているのも見どころのひとつ。そんな夫婦間での蛍と、忍者のときの蛍の表情や所作を丁寧に演じ分けていきたいと思います」
●日本に忍者がいてもおかしくないかも?
離婚危機に直面した夫婦の元へ、それぞれに特殊任務が舞い込みます。普段とは違い、伊賀忍者の末裔としての悟郎は“忍び”の任務遂行に関しては優秀。互いの任務でニアミスする2人は、やがて互いの正体を疑い始めることに。
隠密行動を進めるなか、暗殺事件が発生。2人は、家庭をとるか、一族の伝統を貫くのか。究極の選択はやがて、日本を揺るがす事件へと発展して…。
「奇想天外なお話ですが、現代にはスパイとして任務に徹している人もいるわけですから、あながち日本に忍者がいてもおかしくないかもしれません。もしかしたら本当に忍者はいるかもしれない、と思ってもらえるような作品にできたら、すごくうれしいですね。サスペンスや夫婦のラブコメディー、本格アクションなどたくさんの要素が盛り込まれたこの作品は、男性にも女性にもどんな年齢の方にも、海外の方にだって楽しんでいただける作品になるのではないかと思うので、一生懸命がんばります」
蛍と悟郎。果たして、2人は最強の忍者夫婦になれるのでしょうか?
木曜劇場『忍者に結婚は難しい』
1月5日START
毎週木曜 夜10時(第1話は15分拡大)
フジテレビ系 全国ネット放送中