30代が将来お金に困らないためにできる5つのこと
すべての画像を見る(全3枚)教育資金や老後資金は、すぐには準備できない大きなお金。「今、困っていないから」となにもしないでいると、将来が大変! 30代から考えておくべき対策を紹介します。
●1:マイホームを買うときは最新の金利状況をチェック!
長く続いた超低金利から、最近は金利上昇の気配が。
「住宅ローンは金利が上がるときは固定金利、下がるときは変動金利を選ぶのが鉄則。どちらかわからない場合は、全期間固定金利の『フラット35』と銀行の変動金利型を組み合わせてローンを組み、リスク分散しましょう」
●2:“有期払い”が有利な年代。今のうちに検討を
医療保険には、生涯保険料を払い続ける“終身払い”と60歳、65歳など一定の年齢で払い込む“有期払い”があります。
「有期払いは保険料が高くなりますが、老後の保険料負担がないのが魅力。30代の保険料が割安なうちに、加入しておくのが得策です」
●3:未来予想図は夫婦で早めに相談を。マネープランは待ったなし!
30代は、住宅資金、教育資金、老後資金と今後準備すべき資金が盛りだくさん。
「今後のライフプランをつくって、いつ、どんなお金がかかるか予想して備えて。出産を考えている人は、教育費がいちばん必要な時期と重ならずに老後資金を貯められるのが理想です」
●4:老後資金のために社会保険の加入も考えて
パートでも社会保険に入れる条件が拡大中。
「社会保険に入って30歳~60歳まで月収15万円で働いた場合、将来の年金は年約31万円もアップ! 病気で休むと傷病手当金が出たり、有休もとれます。保険料の半分は勤務先負担で老後資金が貯められるのと同じ効果が」
・もらえる厚生年金の例
月収15万円(平均標準報酬月額)×30年間(30歳~60歳)→65歳から月額約2万6000円
22年間で685万円もらえる!
厚生労働省「令和3年簡易生命表」による女性の平均寿命より
●5:今の習いごと代も未来の教育費になる意識をもって
幼児教育・保育の無償化で負担が減った分、習いごとにお金をかける家庭が増えています。
「でも、習いごとの月謝が8000円なら年間だと9万6000円に。これは大学2~3校分の受験料と同じ。将来の教育費を使っていると考えて、本当に大事なものだけ選びましょう」