家事や子育てに追われていた人も、仕事に励んでいた人も少し余裕が出てくるのが60代。まだまだ体力はあるし、人生をさらに充実させたいと考える頃ではないでしょうか。そこで、「断捨離」の提唱者のやましたひでこさんに停滞した人間関係を見直すヒントを教えてもらいました。

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やましたひでこさん
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60歳からのイライラ、クヨクヨを手放す人間関係の断捨離

感情のない「もの」にさえ振り回されるのに、自分とは違う意思のある人間関係を心地よい状態にするのは、簡単ではありません。「もの」を整理しながら、人間関係を見直す訓練を。

【そもそも断捨離とは?】

・断 入ってくるものを断つ

・捨 今ある不必要なものを捨てる

・離 ものへの執着から離れる

「もったいない」「いつか使うかも」とため込んだものを捨てることでものへの執着から離れ、「もの」ではなく「自分」を軸に考えを再構築すること。

人間関係の断捨離のための3つのヒントを、やましたひでこさんに聞きました。

 

(1) 身近な相手こそ惰性で続けるのをやめる

もっとも身近な人間関係といえば、夫婦関係。「子育て」という共通の目的が終わり、これから自分自身はどうしたいのかを考えましょう。価値観を押しつけていないか、自分を抑えてはいないか、考える時間をもち、より心地いい関係性を探って。

(2) 目の前の「もの」に振り回られない

目の前にものがたくさんあると、「まだなにかに使えるよ」「あれもやってない」「これもどうにかして」と、ものが語りかけてくるかのようで、自分の気持ちを保つのが難しくなります。大切なのは、ものより、自分がどうしたいか。ものに振り回されないためにも、空間をすっきりさせることが大切です。