Case3:寝室前の廊下を家事&勉強に使えるスペースに
すべての画像を見る(全18枚)【この家のプロフィール】
・家族構成:夫婦+子ども1人(想定)
・間取り: 1階 LDK+玄関広間 2階 寝室+子ども部屋+和室
・所在地:神奈川県
・延床面積:86㎡
最後に紹介する家は、ハウスビルダーから依頼を受け、夫婦ふたりとお子さん1人の家族を想定して設計したモデルハウスです。
1階にLDKと広い玄関土間スペースがあり、2階には和室と子ども部屋と寝室のほか、サニタリーがあります。
子ども部屋がありますので、どうしても廊下部分ができてしまいます。そこで、寝室・子ども部屋・サニタリーの接する廊下部分に、カウンターと洗面器を配置。家族全員が使えるスペース「ファミリーコーナー」という多目的スペースにしました。
カウンターは、子どもの勉強机としても使え、アイロンがけのための作業台にもなります。目の前の脱衣室内の洗濯機置き場と連携できて、家事を行いやすい位置です。
また、カウンターの前には日当たりのよい大きな窓もあり、室内干しなどもここで行えるようになっています。
カウンターの端にある洗面器。写真右に見える部屋が寝室です。
子ども部屋のすぐ前にファミリーコーナー。カウンターがとても近い位置にあるので、勉強デスクとして利用することも可能です。
寝室と洗濯・家事室が近いと、機能的で家事ラクな家に
一般的に主寝室には、その家で最大のクローゼットが併設されます。そのような間取りでは、洗濯した洋服はそこに収納されますから、寝室と洗濯・家事室を近くすれば、動線が短くなることに。結果、室内での移動時間も減ります。
個室の多い間取りの場合、どうしても廊下ができてしまいますので、思いきってその廊下を、家事室にしてしまう方法を検討するといいでしょう。
また、最近では家族それぞれの個室にクローゼットを置かずに、共用の大きめの収納室(ファミリークローゼット)を、家の中心に配置する間取りも増えています。その場合は、廊下と収納室を融合させるのもよい方法です。
見た目だけでなく、日々の暮らしがラクになる機能的な家が、本当のよい家だと思います。みなさんもぜひ家事がラクにできる、美しい家を手に入れてください。