若い頃は「JJ」のライターとしても活躍し、インスタグラムにアップしている日々の料理が人気の山本薫さん。社会人の息子と大学生の娘、そして夫のためにつくるレシピは、おしゃれでおいしいと話題!
初の著書『山本家の食卓はパクパク、おかわり!』には、そんな家族がよろこぶレシピがたっぷり掲載されています。その中から、簡単につくれてアレンジもできる絶品レシピをご紹介します。
娘も息子も大好きな簡単「鶏そぼろ」&アレンジレシピ
すべての画像を見る(全6枚)山本薫さんの息子も娘も大好きだという「鶏そぼろ」のレシピと、そぼろをアレンジした「エスニックな鶏そぼろライス」「二色ごはん」「親子卵焼き」を教えてもらいました。
●ごはんしみしみ汁だく鶏そぼろ
それぞれのお家にそれぞれの味があるのが鶏そぼろのよさ。わが家の鶏そぼろは、しょうがラブの私の影響で社会人の息子Hと大学生の娘Mも、甘いだけじゃなくすっきり感のある鶏そぼろがお気に入り。
甘ったるくない鶏そぼろは、当たり前なんですがごはんに合いまくる!! お茶碗に残っているお米の最後の一粒までお汁にしみて茶色になっているのをかき込むって、もうサイコーなのです。よってわが家の鶏そぼろは汁だく一択で決まりというわけ。
【材料(4人分)】
- 鶏ひき肉 600g
- 酒 2/3カップ
- 砂糖 大さじ4
- みりん 大さじ4
- しょうゆ 1/3カップ
- すりおろしショウガ 大さじ1
【つくり方】
深い鍋に材料をすべて入れてから火にかける。鶏ひき肉がバラバラになるように、お箸4、5本でぐるぐるかき混ぜる感じで炒り煮をして、鍋底に煮汁が残るくらいで出来上がり。
私流の仕上がりタイミングは汁だくのイメージ。汁気が残っている感じで仕上げます。
●あれま!突然エスニックな鶏そぼろライス
普通の鶏そぼろなのに、みんなインドネシア料理? タイ料理? と勘違いしてくれるエスニック感満載の野菜のっけ鶏そぼろライス。特別にニョクマムもナンプラーも使っていないのに、南の国に来たのかな? って感じちゃうのがつくっている本人にも魔訶不思議な一皿。
炒める野菜は焼きそばの具みたいなキャベツとかもやしなどなど。それを焦がす感じで強火でガーっと炒め、だししょうゆを手首でくるくるくると3回(みまわ)しするくらいの味つけで炒めるだけです。皿にごはんを盛り、鶏そぼろをかけて、その上から炒めた野菜をドンとのせて出来上がり!
さらにパクチーやライムなどを添えるとエスニック風間違いなし! 食べる直前にコショウをガリガリすると香りも高くおいしくなります。お好みで辛み調味料(アリッサ、豆板醤など)を添えると、より東南アジアの風が吹いてきちゃいます。