階段の理想と現実!その境界線は50万円の負担増
夫と2人の子ども(長男7歳、二男3歳)と暮らす筆者。半年ほど前、ハウスメーカーで注文住宅を建てました。その際、階段については、以下のようなことを検討しています。
・踊り場をつくること
・掃除をしやすくする
・安全に上り下りできる
この3点、じつは互いが絡み合ってメリットになっています。なぜ、筆者は踊り場が欲しかったか。それは以下のような理由です。
・踏み板が三角の場所がないので、掃除がラク
・小さな子どもが足を滑らせても、階段途中にフラットな場所があるので安心感がある
・重たいものを運ぶとき、途中でひと息つける
ちなみに当時、筆者が理想と考えた踊り場がこちら。折り返し階段の踏み板には、三角形のものがありません。掃除もしやすそう。
ところが!
すでに、ギリギリまでムダな空間を省いて計画していたわが家。踊り場をつくると延べ床面積が増え、建築費がプラス50万…。
一瞬、「もう階段なんて、上って下りられりゃ、なんでもいいか」という考えがよぎります。でも、せっかく家を建てるのだし、どうにか費用を抑えつつ、希望もかなえられないか…。思い直して、最終的には折衷案に落ち着きました。
半分だけの踊り場があるだけで、生活が安全、スムーズに
その折衷案の中身を説明していきましょう。わが家が採用したのは、「回り階段」。よくあるタイプの、コの字型の階段です。そして、折り返しの一区画だけを、踊り場としました。この方法で、床面積も抑えられています。
当初は、「こんなの意味あるの?」と思った筆者。しかし、たったこれだけの踊り場でも、実際に使ってみると、とても便利であることを実感。
「重たいものを運ぶとき、途中でひと息つける」という希望も、バッチリかないました。また、たくさん荷物がある場合は、とりあえず一旦踊り場にドサッと置いて、少しずつ運ぶということもできます。
わが家は違いますが、もし2階リビングの家を建てていたら、日常的にたくさんの荷物を運ぶことが多い筆者は、踊り場をさらに重宝していたことでしょう。
ただし、掃除のしにくい「三角形の場所」はつくらざるを得ませんでした。掃除機のヘッドが入らないんですよね…。