玄関に土間収納をつくる間取りが人気です。理由は重い飲料水のストックや、趣味の道具を収納するのにとても便利だからです。2年前に地元工務店で家を建てた日刊住まいライター。キャンプや釣り、スノーボードの道具を収納するため、玄関脇に1坪強の土間収納をつくりました。使いやすいように棚は可動式に。においや湿気対策として換気扇をつけ、使い勝手も上々。ただ、棚と扉については、後悔していることも。詳しくレポートします。
すべての画像を見る(全7枚)土間収納にはアウトドア用品や買い置きした飲料水を収納
夫婦と2人の子ども(9歳、6歳)という家族構成の筆者。2年前の家づくりの際、玄関に土間収納をつくりました。土間収納のサイズは横幅1365㎜、奥行き2730㎜。面積でいうと1坪強です。
決して大きいとは言えませんが、まずまずのサイズで、とても活躍してくれています。
土間収納の突き当たりにはビールや水、お茶などの飲料系を中心に、買い置きしている食品を収納しています。
左右の棚には釣り道具、スノーボード2セット、寝袋、テント、タープなどのキャンプ用品、クーラーボックス4つ、子どもたちの遊び道具など、大量のアウトドアアイテムを収納しています。
以前住んでいた賃貸では、いろいろな場所に分散して収納していたアウトドア用品。それが1か所に収納できるようになり、とても便利に。キャンプや釣りの準備、帰ってきてからの片づけが非常にラクです。
奥の部分には、コンセントをつけました。将来、小さい冷凍庫を買って設置する予定です。この場所に冷凍庫があれば、肉の買い置きをしたり、釣った魚を冷凍したり。保存になにかと活躍しそう。
棚は可動式に。換気扇を設置して、湿気とにおい対策も
棚に収納するものは、設計の段階からある程度決めていました。棚の高さは、変更できるよう可動に。これは大正解でした。キャンプ道具など、しまうものによって高さを変更して収納できるので、たくさんのアイテムが収納できるようになりました。
また、夏の湿気対策として、換気扇を設置。実際に頻繁につけることはないですが、濡れたテントを乾かしてから収納したときなどには、重宝します。
もともとは湿気対策のつもりでしたが、におい対策として使用する頻度が多いです。焚き火のにおいがついたキャンプ用品、また、ゴミの日に捨てる準備をしていた生ゴミ。こうしたものは、換気扇をオンにしておけば、においが消えてしまいます。
棚は仕切らない方が、もっと収納しやすかった
2年以上使ってみて、非常に重宝していますが、後悔するポイントも。まずは棚の仕切り方です。
棚の横幅は83㎝です。これは当時持っていた、いちばん大きいクーラーボックスを入れても、左右に少し余裕があるサイズ。このことが理由でサイズを決めました。
ただ実際に使用してみると、棚を仕切らずに端から端まで広いタイプの棚にした方が、置きやすかったと感じています。
長いものは仕切板のない、いちばん上の段に置いています。もし、全体がこうなっていれば、もっとスペースを有効利用できたはず…。