大失敗ではないものの、自宅の家づくりで後悔したことを日刊住まいライターがピックアップ。使い勝手の悪い洗面化粧台、色がイマイチな巾木、小さすぎるポストについて語ります。自宅で過ごす時間から少しでもストレスを減らしたい、と思う人は、ぜひ、家づくりや住まい選びの参考に。

カウンターの幅が狭くてドライヤーが置きにくいのがプチストレスに
カウンターの幅が狭くて、ドライヤーが置きにくいのがストレスに
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洗面化粧台が小さくてドライヤーがよく落ちる

わが家の洗面脱衣所には、洗面化粧台とは別に収納スペースがあります。そのせいで、希望していたサイズの洗面化粧台が置けなくなり、少し小さめのものを採用しました。

洗面化粧台の幅は75㎝。手洗いや歯磨きなどは不自由なくできますが、両サイドのスペースに余裕がないので、ドライヤーなどを置くにはギリギリという状態です。

急いでいるときによく確認せずにものを置き、シンクに落下させたこともしばしば。ちょっとしたことですが、そういった使いにくさがないように、もっと考えておくべきでした。

 

洗面化粧台の収納は引き出しにすればよかった

開き戸タイプの収納は使いにくい

洗面化粧台では、もうひとつ後悔しているポイントがあります。それはシンク下の収納。家づくりの際、開き戸タイプと引き出しタイプを選ぶことができたので、わが家は開き戸タイプを採用しました。高さのあるバケツなどを置きたかったからです。

でも実際に使ってみると、開き戸収納はデッドスペースが生まれやすく、使いにくいことが発覚。結局かさばるバケツは別の場所に置くことに。

開き戸収納の場合は、奥行きを生かすために、収納グッズをうまく組み合わせるといったひと工夫必要。使ってみてから、そう実感しました。

プラニングの際は決めることが多すぎて、洗面台は、こだわりが少なくなってしまっていた場所でした。でも、毎日使う場所だからこそ、もっとこだわっておけばよかったと今となって後悔しています。

 

巾木の色が微妙に合っていない

壁紙と同じ白い巾木をメインに

深く考えずに簡単に決めてしまったもののひとつに、巾木があります。「とりあえず、壁紙と同じ色で目立たない白にしよう」となり、白い巾木をメインに採用しました。

しかし、実際に完成した室内を見てみると、違和感のある巾木がいくつかありました。

 

違和感のあるキッチンカウンターの白い巾木

そのひとつが、キッチンカウンターの巾木。キッチンカウンターが全体的に茶色なのに対して、巾木だけが白になってしまい、妙に浮いた存在になっています。

 

廻り縁と巾木の境目で色が変わり違和感がある

さらにこちら。わが家は、1階から2階に上がる階段の壁に廻り縁をつける必要があったので、茶色のものを選びました。しかし、2階の巾木は白なので、廻り縁と巾木の境目で色が変わり、とても違和感があります。

ここは階段を上がるたびに目につく場所なので、とても気になります。たかが巾木と考えずにしっかり検討しておくべきでした。