築47年・54㎡の小さなUR団地で3人の子どもと暮らすシングルマザーのライター・宮本玲花さん。今回は、古い団地で暮らすメリットとデメリットを教えてくれました。

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SNSでも人気がある「#団地暮らし」。最近は、無印良品やイケアなどとコラボしてリノベーションしたUR団地も増えていて、若い世代の間でも団地暮らしが注目を集めています。

とはいえ、築年数が40~50年経過している団地も多いので、「興味はあるけど快適に暮らせるか心配…」「住民の人間関係はぶっちゃけどうなの?」など、疑問や不安に思う人もいるでしょう。

そこで今回は、築47年のUR団地に2年以上住んでいる筆者が感じる、団地暮らしのメリット・デメリットについてお話ししたいと思います。

 

●築年数が古い分、水まわりや内装などのリフォームはしっかりされている

入居前
入居時のキッチン。シンクもつり戸棚もすべて新しいものに交換ずみ
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私が入居したのは、ほぼフルリフォームされたお部屋。キッチンとトイレは新品、レンジフードやお風呂の設備は交換して2年ほどで、水まわりはどこもキレイな状態でした。
床のクッションフロアや壁紙もはり替えられていて、天井とふすまの梁もキレイに塗り替えずみ。清潔感があり、とても明るい雰囲気が印象的でした。

団地特有の配管がむき出しであったり、和室が多かったりする部分もありますが、UR団地に関しては「古い」というイメージはあまり感じません。

お部屋によってリフォームの範囲は異なるものの、当時内見した数部屋は全室リフォームされていて、団地の外観とのギャップに驚きました。
入居後も団地の全居室を対象に窓の交換工事が実施されるなど、さまざまな設備を積極的に新しいものに交換してくれる点は、UR団地のメリットだと感じます。

 

●子どもの足音や泣き声が響きやすく、子育てで気を使う場面も多い

リビング
プレイマットを敷いて防音対策をした団地リビング

UR団地は子育て世帯を対象とした家賃割引があり、子どももたくさん住んでいます。敷地内には公園や病院・保育園などもあるので、子育てしやすい環境がそろっていると思います。

しかし頑丈な鉄筋コンクリート造の建物でも、子どもの足音や泣き声はかなり響くようです。わが家は3人の子どもがいますが、足音がうるさいと階下の住民に注意されたことも。

それ以降は床にジョイントマットを敷き詰めて、子どもたちにも「静かにね!」と声がけするのが日常です。ほかにも注意された経験がある子育て世帯は多く、のびのび子育てできる! とは言いにくい部分もあります。

とはいえ、子どもたちは団地内に同級生がたくさんいて、敷地内の公園で友達と遊べるのはとても楽しそうです。ベランダから遊んでいる姿も見守れるので、安心感もありますよ。