そのときどきの年齢によって「必要なもの」は変わってきます。40代は大活躍したアイテムでも、50代は出番がなくなることも。夫婦2人暮らしのミニマリスト・本多めぐさんが、アラフィフの今、捨てても大丈夫なものを教えてくれました。

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50代が近くなると自分の体も家族構成も変わるので、使わないものがどうしても出てきます。アラフィフが今のタイミングで、捨ててよいものを3つご紹介します。

 

●1:役割が終わったアイテム

1つめは、役割が終わったファッションアイテムです。たとえば入学式用のスーツといった、子ども関連のイベント服や小物が挙げられます。服、靴、バッグなどはそのイベントのために準備するもの。入学式や卒業式というイベントが終われば、そのために買った服、靴、バッグの出番も終わります。
もちろんほかの用途に使いまわせれば持ち続けてOKですが、使う予定がなければ手放しましょう。または、買わずにレンタルですませるという選択肢もアリだと思います。

今回手放したNATURAL BEAUTY BASICのスーツ
今回手放したNATURAL BEAUTY BASICのスーツ。会社員時代に着用。今後は着ないと判断しました
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そのほかに、過去にハマっていた趣味のグッズや服などが挙げられます。何年も使っていないスキー用品や、楽器が眠っているなんてこともありそうです。

私の例ですが、ベリーダンスというアジア系の踊りを習っていました。10年前にやめましたが、踊る際に必要な衣装と小物がしばらく家にありました。ダンスをやめたら、それに関係する服も小物もすべて必要なくなったため、残念ですが処分しました。
もし、今後、その趣味を再開するつもりがあるなら取っておいてもいいかと思いますが、予定がないなら手放しても。必要になったときに買い直すこともできますね。

 

●2:重たいファッションアイテム

2つめは、重たいファッションアイテムです。年齢とともに体力が衰え、重たいものが苦手になってきます。服だけじゃなく、バッグ、アクセサリーや傘、水筒など持ち歩くもの全般です。
年を重ねると、体の負担にならない軽いものが好ましくなります。おしゃれさより心地よさが優先されるんです。

最近、重さを感じたものは、リバーシブルのユニクロフリースジャケットです。私が持っているフリースは生地が厚く、さらにリバーシブルのため裏表にポケットがあり、それが少し重たい。

裏表起毛のユニクロフリースジャケット。
裏表起毛のユニクロフリースジャケット。裏面にもしっかりポケットがついています

結局、着心地が悪くて手が伸びず、フリースより軽いカーディガンを着ています。昨シーズンは気にならなかったのに、アラフィフは思ったより体の変化が速いのかもしれません。

また、義母は60代で、ロングネックレスが首の負担になると手放していました。60、70代と将来はもっと小さく軽いものを好むでしょう。
気にならない人は気にならないかもしれませんが、じつは体は小さなストレスを感じているのかもしれません。気づいたときが、手放すタイミングです。