フランス料理のシェフから家政婦に転身し、気軽でおいしい家庭料理レシピが大人気のタサン志麻さん。
そんな志麻さんのパーソナルマガジン『à table SHIMA vol.03 冬号』が好評発売中。今回のテーマは「ようこそ、タサン家のパーティへ」。ここでは、冬が旬の白菜を使ったごちそうをご紹介します。身近な冬野菜をおいしく格上げするコツは必見!
タサン志麻さんの「白菜」をおいしく食べきるコツ
すべての画像を見る(全8枚)「大きくて使いきれない」という悩みをよく聞く白菜。なんとなく、白菜=煮込む、のイメージがあるからか、レシピもついワンパターンになり、使いきる前に飽きてしまうケースが多いよう。
「旬の野菜は味が濃くておいしいから、少し手を加えるだけで、ちゃんとごちそうになります」と教えてくれた志麻さん。ここでは、志麻さん流の白菜をおいしく食べきるコツをご紹介します。
「ロール白菜」は、味をしっかりめにつけるのがポイント
白菜は、味をしっかりめにつけた方が、飽きることなく食べきれるそう。
「白菜は“味をよく吸う”印象があるため、味つけも薄めにしがち。ところが実際は、やわらかくはなるものの、味を吸いづらい素材なので、しっかりと調味料を効かせた方がおいしく食べられるんです」
志麻さん流のロール白菜も、味つけをしっかりするのがポイント。
●ふわふわの豆腐入り肉だねを白菜でつつんで
ロール白菜をつくる際、味つけ以外で大切にしたいのは、こんなポイント。
「ゆでた白菜は、水にとると水っぽくなるので、ざるなどにあげて自然に冷まします。一緒に煮るニンジンは、きちんと火が通るように鍋の底の方に置いてください」
豚ひき肉、豆腐、卵、片栗粉、塩コショウを混ぜた肉だねを、ゆでた白菜でつつみます。
豆腐が入っている肉だねは、とってもふわふわ! 豆腐の水きりをしなくていいのもラクちんです。しょうがの効いただしをたっぷりかけていただきます。