箱のようなシンプルな形の家を建て、その横に縦長の駐車場をつくった日刊住まいライター。家の中に出入りしやすい動線にしたおかげで、荷物を運び込むのにも便利。使い勝手に満足しています。一方で、オーバースペックのカーポートには少し後悔も。詳しく語ります。敷地のどこに、どんな駐車場をつくろうか悩んでいる人は参考に。
すべての画像を見る(全6枚)駅から遠いわが家。来客用の駐車スペースも必要
筆者は2年前にハウスメーカーで家を建てました。郊外で駅からも遠く、生活にはクルマが必須な場所。来客はほぼ必ずクルマで来るため、家づくりでは、来客用の駐車スペースも確保する必要がありました。
そんなわが家の駐車場について、2年使ってみて感じたよかったことと、こうすればよかったと思う後悔ポイントを紹介します。なお、わが家は、予算の関係から、家の間取りに比べて外構には、あまり力を入れられませんでした。
駐車場は、箱型の家の真横に縦長にプラン
家づくりの際、わが家は、家の間取りや性能を優先させました。具体的には、リビング、ダイニング、キッチンが縦に続くLDKにすること。また、耐震性をよくするために凹凸の少ない構造の家にすることを意識しました。その結果、家の形は直方体の箱型に。
土地は正方形に近い形ですが、家が長方形のため、駐車場も必然的に縦長に。家のちょうど真横に駐車場がくることになりました。縦長の駐車場は、間口が狭くてもクルマ2台分のスペースをつくれるので、生活にクルマが必須のわが家にとっては助かりました。
正面に玄関、裏側に勝手口で動線がいい!
わが家は、道路から向かって正面に玄関、裏側に勝手口があります。駐車場が家の真横にあるので、後ろ向き駐車(車のフロントが壁側)すると、トランクから勝手口までの距離が近くなることに。わが家は普段、玄関よりも勝手口を利用することが多く、食材や日用品を運び込むのにとても便利です。
ちなみに、家具などの大型の荷物は、スペースに余裕のある玄関から入れることに。このときは、前向き駐車して、トランクから玄関までの距離を短くしています。
最低限のコンクリートでも問題なし!
外構が二の次だったこともあり、費用もあまりかけませんでした。費用を抑えるためにいくつか行ったことのひとつとして、クルマのタイヤが通るところのみコンクリートにして、タイヤの通らないところはすべて砕石にしました。
具体的な金額はわかりませんが、コンクリートを流し込む面積を少なくし、かつ砕石にしたことで費用を抑えられたはずです。
一部砕石となっていますが、クルマの出し入れの際、砕石にタイヤが引っかかるといったことは起きておらず、とくに不便さは感じません。ただ、砕石にすると、雑草の手入れの手間が増えます。全面コンクリートであれば、雑草が生えることはなかったでしょう。砕石だと、すき間から雑草が生えてきます。
そんなわけで、美観維持のために、定期的に草抜きをすることになりました。夏場は雑草の成長が比較的早いですが、冬場はほとんど伸びてきません。