家づくりの際、トイレが2つあると生活がスムーズです。朝の混雑を防ぐ、来客用にする、家庭内感染を防ぐために使い分け…。メリットはさまざま。2年前に地元工務店で家を建てた日刊住まいライターは、2つのトイレの予算にメリハリをつけて「1階と2階にトイレがある間取り」を採用しました。その満足度について語ります。見栄えするインテリアにも注目!

来客も使用する1階のトイレ
来客も使用する1階のトイレはシンプル&ニッチを使った見せる収納に
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来客も使用する1階のトイレは、落ち着く空間に

間接照明

1階と2階にトイレをそれぞれ設置したわが家。リビングは1階にあります。そのため1階のトイレは、家族が日中メインで利用することに。加えて動線上、来客も使うことになります。

1階のトイレの仕上がりは、見た目を意識してプランニングしました。そのため、タンクレスの便器を採用。

こだわったポイントのひとつは照明です。間接照明を使用することで、少しリラックスできる空間になりました。

さらなるこだわりとして、細い縦長の窓を設置。スタイリッシュな見栄えを狙って、窓枠が、壁隠れて見えなくなるように施工しています。この仕掛けで、やわらかな光が、天から降ってくるような雰囲気に。

こうしたこだわりで、天井の見た目もスッキリ。壁を照らす光の様子が、とてもきれいなトイレとなりました。

 

ニッチをつくり見せる収納。タオルハンガーは施主支給に

細い縦長の窓とトイレットペーパー収納

トイレットペーパーは、ニッチにディスプレイするように収納しています。当初、扉つきの収納棚をつくるか悩みましたが、こっちにして正解。トイレットペーパーが見えていても、トイレのインテリアの見栄えは損なわれません。加えて、取り出しやすいです。

タオルハンガーは、工務店からの提案では気に入ったものがなかったので、施主支給しました。

トイレのタオルハンガーや、トイレットペーパーホルダーは費用もそこまで高くないですし、家の性能にも影響がなく、施主支給しやすい部材。ですから、こだわりたい人は、施主支給を検討するのもありでしょう。

 

2階は予算を抑えつつ、クロスや床のデザインにこだわる

2階につくったセカンドトイレ

2階につくったセカンドトイレは、おもに就寝中に起きた家族が使用するのが目的。ですから、なるべく費用を抑えて設置しようと考え、タンクありの便器にしました。

 

クロスは上下で使い分け

その代わり、クロスや床のデザインにこだわりました。クロスは上下で使い分け、床はヘリンボーンのクッションフロアを使用しました。

照明については、引っかけシーリングにして、費用を抑えています。アイアンのタオルかけと木製のトイレットペーパーホルダーは施主支給しました。結果、費用をあまりかけずに個性のあるデザインにできたと思っています。

 

トイレの窓

収納については、ニッチがつくれなかったので、窓台を長く出すことでものが置けるように。下にタオルハンガーもかけられるように工夫しました。

2階のトイレも1階と同様で非常に気に入っています。