少ないものですっきり、シンプルに暮らしたい。だけど、毎日忙しいうえに必要なものも多く、小さく暮らすことは難しい…と感じてしまうことはありませんか? ここでは、無理なく「小さな暮らし」を実践する人に贈る「ESSE暮らしグランプリ」で、グランプリを受賞した山田さんの暮らしの工夫を紹介します。

関連記事

麦茶は思いきって「つくらない」。5人家族でやめても問題なかった理由

「家事は女の仕事」という思い込みを手放したら、ムリなく暮らせるように

リビング
無理なく「小さな暮らし」を
すべての画像を見る(全8枚)

夫と2人の子どもの4人暮らしの山田さん。“○○すべき”という思い込みや、考え方のクセをいったん捨てて身軽になったことで、家族が心地よく、寄り添って過ごせるようになったそう。

「昔から世話好きで、つい動いてなんでもやってしまうタイプ。でも2年前、無理をしすぎて心身ともに不調をきたし、『このままでは家族は成長しないし、自分が苦しくなるだけ』と、ようやく気づいたんです」

以来、自分ひとりで抱え込んでいた日々の家事や役割を手放し、家族みんなで分け合うように。

「結果、家族の結束が強くなり、互いをいたわり合えるようになりました。遠回りもしたけれど、今は開放感でいっぱいです」

家事は男女かかわらず家族全員で上手にシェア

「家事は女がやるもの」という負の連鎖を未来に残したくはないから、男女かかわらず家族全員で家事をシェア中。ひとりひとりが責任者です。

●曜日別・場所別で役割を決める

家事リスト

それぞれの得意分野やよく使う場所の家事を受けもてば“やらされている感”がなく、スムーズに運びます。「私はリビングや共有部分の掃除と整理、食品の買い物などを担当」

●土日は夫に料理をおまかせ。子どもたちが手伝うことも

料理する夫

 

料理好きな夫は、土日の食事やお弁当など、時間があればキッチンに立って黙々と作業。

カレーとサラダ
今夜の献立はカレーとサラダ!

「休日や長期休み時のランチは、子どもたちに献立決めから洗い物までお願いしています」

 

●玄関掃除は長男の仕事

玄関

少年野球の練習帰りは砂まみれのため、本人自らが申し出。「おもに日曜日の夕方に行い、たたきとポーチを念入りに掃いて、チリトリの中身を捨てるところまですべてやります」