日本の食品ロスは、年間約522万トンと言われています。これは、国民1人当たりお茶碗1杯分のご飯に近い量を毎日捨てていることになります。食品ロスを削減するために家庭でできる工夫は、まず、食材を使いきること。おすすめは、野菜をたっぷり食べられる鍋料理です。ここでは、農林水産省が運営する情報サイト「Let's!和ごはんプロジェクト」から、食品ロス削減になる、残り野菜を使った鍋料理のレシピをご紹介します。

おうち鍋で、おいしく食品ロス削減

秋が深まると、ゆらゆらとあったかそうな湯気の立つ「鍋料理」が恋しくなります。鍋料理は、食品ロス削減にもぴったり。大根、白菜、ニンジン、さらにはズッキーニやセロリなど、余っている野菜を使って楽しんでみましょう。

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●残りもの野菜を使いきる、スライス野菜鍋

スライス鍋

残り野菜をピーラーで薄くスライスして、さっぱり味の鶏ガラスープの鍋にしました。テーブルに運んで、野菜をスープに通しながらいただきます。いろいろな味のドレッシングでお試しを。市販のごまだれ、ポン酢をつけてもおいしい(調理時間 約25分)

材料(2人分)

  • セロリ 1本
  • ズッキーニ(あれば緑・黄色) 計1本
  • ニンジン 1/2本
  • 大根 1/4本
  • 鶏もも肉 150グラム
  • スープ(鍋だし)[鶏ガラスープ2カップ 白ワイン大さじ1 ニンニク(薄切り)1かけ分 塩ひとつまみ]
  • タマネギドレッシング[タマネギ(すりおろし)1/2個分 酢50ml レモン汁大さじ1 砂糖小さじ1と1/2 サラダ油100ml 塩、コショウ各適宜]

【つくり方】

(1) ニンジン、大根は皮をむき、それぞれピーラーでスライスする。ズッキーニ、セロリは皮つきのままピーラーでスライスする。鶏肉は薄くスライスする。

(2) タマネギドレッシングをつくる。ボウルにタマネギ、酢、レモン汁、砂糖を入れて混ぜ、サラダ油を少しずつ加えながら混ぜる。塩、コショウで味をととのえる。

(3) 鍋にスープの材料を入れ、火にかけてひと煮立ちさせ、鶏肉を加えてアクをとる。

(4) (3)を弱火にかけながら、ニンジン、大根、セロリ、ズッキーニを入れ、さっと火を通して、さっぱりと塩、こしょう、タマネギドレッシングでいただく。

鍋料理は冷蔵庫の大掃除ができて、節約にもなり、しかもヘルシーだから、いいことづくめですね。この秋冬はぜひおうちでいろんな鍋料理を楽しんでください。

「Let's!和ごはんプロジェクト」は、忙しい子育て世代に、子どもが身近・手軽に「和ごはん」を食べる機会を増やしてもらうため、企業等の新たな商品・サービスの開発・販売、子ども向けメニューの展開等を促進するための官民協働プロジェクトです。

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