衣替えと共に、足元も秋仕様にしたいこの頃。でもふと下駄箱をみると履いていない靴が多い…なんてことはありませんか? 今回、思いきって靴を処分したというブロガーの原田さよさんに、処分するポイントについて教えてもらいました。
痛い靴は捨てて合う靴だけに。50代、靴を処分するコツ
すべての画像を見る(全5枚)「脚は2本しかないのに、そんなにたくさんの靴がいる?」
結婚前に友達にこう言われ、笑いあったことがあります。今も忘れられない、いい思い出です。そのくらい私は若い頃から靴を集めるのが好きでした。バブル時代はアルバイト代もお給料も良かったため、けっこう買っていたと思います。それを大学にも勤務先にも、喜んで履いていきました。
そのときの靴の何足かは、結婚後もなかなか捨てられませんでした。少々無理をしてでも買った流行りの靴、探し回ったヒールの高い靴、明るく鮮やかな色の靴、装飾の多い靴などを、ずっと置いていたわけです。みなさんはいかがですか。冠婚葬祭用の靴は別としても、何年も履いていないにも関わらず下駄箱にいれたままという靴がありませんか。
私は、もう履けない靴を処分して、今の自分に合う靴だけを楽しく履いていこうと決めました。今回はそんな靴との向き合い方についてつづっていこうと思います。
●なかなか靴を捨てられなかった理由
私が靴を捨てられなかった理由は以下の通りです。
・高かったブランドの靴だから
・結婚したら家計優先になり、もうお洒落で良い靴は買えないと思っていたから
・少ししか履いていないので、まだきれいだし使えると思っていたから
・子育てが落ち着けば、また履けるときが来ると信じていたから
でも結局は、子どもに手がかからなくなっても履く日は来ませんでした。住宅ローンや学費の支払いが終わっても、どんどん靴を買いたいという気にもなりませんでした。主婦の私の生活範囲がとても狭かったのもあり、履いていくところがなかったからです。そもそも、何年振りかで履いてみたら、痛くて履けない靴もありました。
そこで、思いきって処分をすることにしました。
●処分した靴の共通点
私が処分を決めた靴がこちらです。
・きれいに見えても、劣化していた靴
・年齢を重ねて足の形がかわり、サイズが合わなくなっていた靴
・ヒールが高くて歩きにくく、危ないと感じるようになった靴
・ヒールが低くてもインソールが平らすぎ、かえって足が疲れるように感じた靴
・修理に出せば履けるが、そうまでして履きたいとは思えなかった靴
きれいに見えても、履いてみたら革に亀裂が入った靴がありました。年齢を重ねるにつれ“履かない靴まで手入れする”のが億劫になり放置していたため、結局、靴をダメにしてしまったのです。
また、履いてみると窮屈で痛い靴がありました。高かったからとかまだきれいだからとかいうより先に、足の形が変わっていたため履けなかったのです。かろうじてその場では履けても、歩いてどこかへ出かけるのは難しいとわかりました。
フラットなパンプスも好きでしたが、50代になってからは履かないようになりました。少し歩いただけで、足の裏が痛くなるからです。どうやらヒールが低すぎても、自分の足には合わなくなっていたようです。
こうして、私なりにこだわりのあった多くの靴のほとんどは、処分するしかないとわかりました。