ESSE本誌で連載中の『ドルオタが行く!』のこぼれ話をESSEonlineで紹介! 10月号に登場してくれたのは、大人気子役として活躍してきた、俳優の鈴木福さんです。

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鈴木福さんにインタビュー! 「子役から“俳優”になったのは中3」

現在は18歳の高校3年生になり、若手俳優として注目の存在になった鈴木福さん。子役から俳優へ成長する過程での心情や、9月に初挑戦するストレートプレイの舞台『きっとこれもリハーサル』について、これからの夢、最近ハマっているものなど…少し大人になった“福くん”が語ってくれました。

窓際に男性
鈴木福さん
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● 今後の目標は「恋愛もの」への出演!

Q1. 1歳で芸能界デビューされた福さん。子どもの頃から多くの人に注目されてきたことをどのように感じていましたか?

「あまり気にしないタイプではありましたけど、仕事じゃない普段の生活でも常に見られているって意識はありましたね。だから、ちゃんとしなきゃいけないというのが身についていたところはあるのかもしれないです。いい子でいるってことではないですけど、やっちゃいけないこともあるので。

ただ、それ以外の部分ではできる限りのことは許してもらって、学校で野球部に入部したりもしていました。ケガをしたらいけないからとできない子役の人もいたので、僕は恵まれていたと思います。野球の試合で骨折しても、笑ってくれるマネージャーさんなので(笑)。小さい頃はそこまで感じていませんでしたけど、応援してくださったり、声をかけてくださったり、見てくださる方がいることは、本当にありがたいなと今は思います」

 

Q2. 本気で俳優として生きていくことを意識したのは何歳くらいからですか?

「中学3年生くらいです。その頃よく、子役なのか俳優なのかどっちなんですか? って聞かれていて。どちらでもみなさんが思うほうでいいですって言ってたんですけど…。その気持ちが全面に出てしまっていたのか、当時出演していた映画『決算! 忠臣蔵』の監督さんにお芝居の面で“もう子役じゃないんだから”と言わせてしまって。

その言葉を聞いたときに、俳優としてやっていかなきゃいけないなかで、こんなふうに言われたらダメだなと思ったのもきっかけで、小1で中断していた演技レッスンを再開したんです。おかげで、俳優としての一歩を踏み出せたので、すごく大きかったですね。改めてお芝居がおもしろいと思えるようになりましたし、肩書として俳優と呼ばれたいと強く感じるようになって」

 

Q3. 9月29日から舞台『きっとこれもリハーサル』に出演されますが、観客の皆さんを目の前にしてお芝居をするというのは、どんな感覚ですか?

「やっぱり、目の前のお客様から拍手をいただいたときは、すごくうれしいです。以前に出演した舞台で、稽古期間になんか楽しいなって思えていなかった部分があったんですが、本番で拍手をもらったときに“あぁ~、やってよかったな”って思えて。観客の皆さんの力のすごさというか、改めて見てもらって成り立つお仕事なのだと実感しましたし、舞台っておもしろいなと思いました」

 

Q4. お葬式のリハーサルをすることになった家族のコメディ作品ということですが、コメディは得意ですか?

「どうなんでしょうね。僕が演じる息子の賢一は、役割的にどちらかというとツッコミの立場にいるんですけど。以前、お芝居のレッスンの中で、ボケとツッコミで漫才をやったことがあって、そのときはボケの方が合っていたので、ツッコミはちょっと練習しないとなっていうのはあります。ツッコミでテンポを落としちゃったらダメダメじゃないですか(笑)。出演者が5人の舞台なので、しっかりと皆さんについていけるようにがんばりたいです」

 

Q5. 今後の夢や目標を教えてください

「小さい頃からの“仮面ライダーになりたい”という目標は今も変わりません。去年、仮面ライダーの映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』に出させていただいて、ただそのときも変身はできなかったので、いつかレギュラー放送に出演したいです。

それから、テレビを見ていただいている方々にもスタッフの皆さんにも“なんかいいな”って思ってもらえる俳優になっていけるように、ひとつひとつのお仕事を大事にやっていきたいです。

若手俳優のひとりとして新しく生まれ変わって、皆さんが僕にもっているイメージと自分の中の経験させてもらっている部分が、うまく合わさっていい形で進んでいけるように、努力していかなきゃと思っています。イメージにはないかもしれないですけど、いつか恋愛ものとかもやってみたいかも(笑)」