必要なものがすぐ取り出せたり、お気に入りの器や雑貨をおしゃれに飾ったりできると人気のオープン棚。その反面、置くものによってはごちゃついて見えたり、生活感が出てしまうことも。
たくさんものがあっても生活感を出さないテクニックを、DIY達人でインテリアコーディネーターの安川美樹さんに教わりました。
生活感なし!お店っぽく見えるように、置くものや並べ方を工夫して収納
キッチンのカフェ化計画を実践中というDIYの達人、安川美樹さんのオープン棚は、たくさんのものが収納されているにもかかわらず、すっきりと統一感があり、まるでお店のよう。
「カフェのインテリアって、使いやすさがベースにあったうえで、おしゃれな見た目を追求しているんですよね。私もそれをまねて、コーヒー豆などは見せる収納にしてカフェっぽさを強調。逆に、ゴチャつくものは同じボックスやカゴをに隠して整然と並べるなど、見栄えにこだわっています」
キッチンのオープン棚は、イケアのユニットシェルフをアレンジ。枠を黒く塗って引き締まった印象に。
●ボックスはそろえて並べる
複数のボックスを並べるとすっきり見えて、カフェっぽい雰囲気をキープできるよさが。
「コースターや製菓グッズなどこまごましたものを収納しています」
●コーヒー豆とクッキーはビンにつめ替え
コーヒー豆やクッキーなど、カフェらしいアイテムは、ビンにつめ替えて見せます。
「ガラスビンは抜け感も出るし、残量がわかって使いやすいですよ」
●グラスやコーヒーセットはトレーにまとめて
毎日使うグラスは、重ねてトレーに並べればお店っぽいうえ、使いやすくなります。砂糖やミルクピッチャーなどのコーヒーセットもまとめて。
●マグカップは持ち手の向きをそろえる
普段使いのモノトーンのカップは、あえてゆったり配置します。
「等間隔に置き、持ち手の向きを右にそろえるだけでさまになるし、出し入れしやすいんです」
●使わない雑貨やパッケージも置く
「手の届きにくい上段には、実際には使っていないアンティークのはかりと、デザインが気に入って買ったコーヒーのパッケージを飾っています」
スペースを収納だけに使わず、インテリアを見せるために使うと、抜け感が出ます。
●家電はモノトーンを選んで
棚の中の家電はモノトーンだけを置くルール。
「色をそろえるだけで生活感を抑えられて、大きい家電があっても気になりません」
●ドリッパーは絵になるものを飾る
ドリッパーは、見ているだけでワクワクするものを選びました。
温かみのあるブラウンの陶器(上)と特徴的なフォルムのケメックス(下)は、どちらも抜群のインテリア性。
●木製カトラリーをカップに立てて
好きで集めた木製のカトラリーを、カップに立てて。
「カップはダイソーのものに転写シールをはっておめかししました。このままテーブルに出せます」
●キャニスターにラベリング
ティーバッグを入れているキャニスターは、ニトリのもの。モノトーンのラベルをはっておしゃれに変身!