家事は毎日のことだから、なるべく負担を減らしたいものです。「ものの置き場所を少し変えるだけで、意外と家事ラクにつながるんですよ」と話すのは、整理収納コンサルタントの須藤昌子さん。ご自宅の収納を見せていただきながら、詳しく伺いました。
整理収納は、ものを「使う場所」と「収納場所」をなるべく近くにするのがよいというのが黄金ルール。お片づけのプロである須藤さんもこの鉄則に従ってご自宅を整理していますが、周囲に「うちと違う!」とよく言われる収納があるそうです。それが薬箱。
「みなさんは薬箱をどこに置いていますか? 通常は、家族が長い時間過ごすリビングに収納するのではないでしょうか。じつは、わが家は違うんです」
飲み薬には水が必要。だからキッチン横パントリーが便利
須藤さんのお宅では、薬箱をパントリーとシュークローゼットの2か所に分けて収納しているそう。
すべての画像を見る(全5枚)パントリーは、キッチンの奥に設置されています。ここには食品ストックのほか日用品が収納されていますが、薬箱もそのひとつ。
●イケアの収納ボックスが薬箱にぴったり。置くのはパントリー
「薬を飲むときはキッチンで水を汲むことになるので、リビングよりパントリーに置く方が便利。絆創膏や体温計も一緒にここに置いています。使っているのはIKEAの収納ボックス、VARIERAです」
100円ショップのボックスやブックエンド、仕切りを使ってボックス内の空間を区切りました。