換気扇掃除は、年に1度の大掃除のときにやればいい。そんな風に先延ばしにして、汚れをためてしまう人は多いでしょう。しかし、冬の大掃除時期は気温が低く、水仕事は体にこたえます。ましてや、50代ともなれば…。ライフオーガナイザーの田川瑞枝さんは、気温が高い、今の時期に行うように、換気扇掃除の見直しをすることにしました。50代だからこそ、簡単にすませたい掃除術を紹介してきます。

筆者の家の換気扇
体力を感じる50代。換気扇掃除も、負担を少なくしたいもの
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油汚れ掃除用の洗剤なしでも大丈夫

冬の室内温度の低いときは、換気扇の中の油汚れが固まり、換気扇の清掃がしにくいもの。一方、今の時期は、気温が高くて脂分もゆるむため、掃除がラクにできます。

専用の油汚れ用洗剤がなくてもOK。家にある洗剤で、十分汚れを落とせます。必要なものを、まずはそろえましょう。

 

●洗濯粉石けん

洗濯用粉石けん

筆者が換気扇掃除に使っているメイン洗剤は、洗濯用粉石けんです。粉石けんは洗浄力が強く、油汚れを落とす力も強いのでキッチン掃除にも活用できます。使い方は簡単。水に溶かすだけです。少し濃い目にするのがポイント。

 

洗剤をつくる

最近は液体洗濯洗剤が主流ですが、いただきものなどが自宅にあるという方は、ぜひ掃除に使ってみてください。

 

●アルコール除菌スプレー

アルコール除菌スプレー

コロナ禍で、自宅に常備している方も多いと思います。ルコールは油汚れを落とす働きもあるので、キッチン掃除にも使えます。

 

アルコール除菌スプレーで油落とし

食器のべとべと汚れもすっきり落としてくれるので、掃除にもぜひ活用を。なお、アルコールをキッチンで使う際は、必ずコンロの火が消えていることを確認してください。

 

●除菌ウェットシート

ウエットシート

これはキッチン掃除の定番なので常備している方も多いでしょう。アルコールを含んでいるので、油汚れがサッとひとふきで落とせます。

 

1枚のウエットシート

ちなみに、筆者が重宝しているのは、ドラッグストアのツルハPBのプロ仕様。大判なので、1枚でかなりの範囲を掃除できるので時短になります。