ウッドデッキを備えた家づくりを、2年前に工務店で行った日刊住まいライター。リビングとランドリールームから、気軽にアクセスできるプランしたところ、これが予定どおり大正解。子どもの遊び場として、また、大人がリラックスするのに手軽な居場所となりました。プランについて検討したこと、メンテナンスなどについて紹介します。

ウッドデッキとタープ
リビングとつながるウッドデッキをつくると、家での時間がグンと楽しくなる
すべての画像を見る(全8枚)

ウッドデッキはリビングの床とそろえ、浴室への動線も!

1階平面図

上の図面は筆者の家の1階平面図です。このようにウッドデッキは、リビングに面しています。そのままバリアフリーで使えるようにしたかったので、リビングの床とウッドデッキの床の高さを合わせました。

リビングには大窓を設けました。段差もないので、ウッドデッキにスムーズに出ることができます。まさにアウトドアリビングのように使っています。

また、リビングからだけでなく、ランドリールームからも出ることができる、動線をつくりました。

ランドリールームは、洗面、浴室と一直線に配置しているので、外でプール遊びが終わったら、ウッドデッキから、ランドリールームを経由してお風呂へ直行できます。

ウッドデッキのサイズは横幅が約10m、奥行きが、リビング前は約2m、洗濯干しスペースは約1mとなっています。洗濯スペースは人が歩けるくらいで、リビング前は数人がくつろげるスペースを確保しています。

 

木製ではなく樹脂製に。そのメリットとデメリットは!?

樹脂製

当初は工務店に木工事でウッドデッキをつくってもらおうと思っていました。しかし工務店からの提案で樹脂製にすることに。木製は樹脂に比べ劣化が早く、メンテナンスやつくり替えが必要になると言われたからです。

樹脂製にすれば、腐食して見た目が悪くなるということもないかなと思い、リクシルの「樹ら楽」というシリーズのウッドデッキを採用しました。

2年経過したところですが、ものを置いている場所のわずかな変色はあるものの、目立った劣化はありません。また木製だとささくれのようなものができ、ケガの原因にもなり得ると思います。樹脂だとそうしたことも起きないことも、よい点だと感じています。
 

樹脂製ウッドデッキの表面

樹脂製のデメリットとして、夏の暑いときに立っていられないくらい熱くなる、というのを聞きますが、実際その通りでした。

裸足だと数秒でも同じ場所に立っていられないくらい、熱くなります。ただシェードで日陰をつくっておけば、立っていられないほど熱くはならないので、問題ありません。