親子でケンカにならないための心得&声かけのコツ
すべての画像を見る(全6枚)自分にとっては「いらないもの」でも両親にとっては「思い出深いもの」ということも。お互いが気持ちよく片づけをすすめるための、ポイントも押さえておきましょう。
●「こんなものいらない!」はNG。思い出の品は目につく場所に置く
一方的に「いらないでしょ」と言われれば反発したくなるもの。
「思い出の品なら、ほこりをふき、目につく場所に飾って。自然と“もういらない”と判断できるようになる場合も」
●「このままじゃゴミ屋敷だよ!」は当然ダメ。責めないようにしよう
高齢になり、ゴミの分別がおっくうになったり、捨て方がわからずたまってしまうケースも。
「責める言い方をせず、手伝ったり、自治体制度を調べ、捨てられる仕組みづくりを」
●「コレちょうだい!」は魔法の言葉
親がものを手放さない場合「ちょうだい」と言うのも手。親は子どもに譲りたいと思っているので、喜ぶはず。
「もらったものは所有者が変わるので、持ち帰って捨ててOK」
●親の代わりに捨てる罪悪感を引き受ける
明らかに使っていないものや、量が多すぎるのに、親が捨てられない場合、ものを捨てることに罪悪感があるのかも。
「親の代わりに罪悪感を引き受けるつもりで捨てましょう」
もっと教えて!実家の片づけアレコレQ&A
こんなときはどうしたらいいの? よくある質問についても教えてもらいました。
●Q:遺品整理など、親本人が判断できないとき、どうしたらいい?
A:ものの管理者が変わったと考えて。自分の判断で進めてOK
親が亡くなったあとの遺品整理は、残された家族が判断。
「できれば元気なうちに一緒に片づけて、なにを大切にしていたかがわかると、後悔がなくてスムーズです」
●Q:実家が遠方で手伝えず…。いい方法はありますか?
A:電話して不要品を送ってもらう、地域のサービスを利用する、などやれることはたくさん!
「チャリティバザーがあるから不要品を送って」と電話で話し、こちらで処分するのも一案。
「ヘルパーさんや行政のサービスに頼る場合は、自治体の取り組みを調べてみて」
民間から地域サービスまでさまざまな片づけサービスを活用する手もあり!
遠方に住んでいたり、忙しくて実家の片づけまで手が回らない場合は、無理せず片づけサービスを利用しても。民間のほか、自治体ごとにさまざまなサービスがあるので、まずは調べてみることから!