秋冬のファッションに欠かせないものといえば、ストールなどの巻き物。防寒にも役立ちます。
フリーアナウンサーで、パリ在住の中村江里子さんは、大のストール好きだそう。
「ストールは私の必需品。流行がないのでずっと大切に使えるのも魅力です」と語る中村さんに、おしゃれな取り入れ方を伝授してもらいました。
中村江里子さんに教わるストール術!2枚重ねでアウター代わりにも
「私にとってストールは持ち歩く毛布のようなもの(笑)。ふわふわの感触は持っているだけで気持ちがいいのと、防寒対策として乗り物の中や外出先で膝にかけたり、肩に羽織ったりして愛用しています」と中村さん。
●体調管理や急な雨にも便利
首元が冷やして体調を崩さないよう、普段は首に巻いて子どものお迎えや買い出しに行きます。
「急に雨が降り出したら、子どもの頭からぐるっと巻いてしのげます」
飛行機などの移動にも重宝。
「二女が移動の機内で『ママのストール』とねだるのでかけてあげると、不思議なことにすうっと眠りにつきます。ですから、旅の荷物には必ず薄手のストールが1枚入っています」
●ドレッシーにもカジュアルにも
ドレッシーに装うときにも、ストールが活躍。
冒頭の写真は、裾がワイドで長めなコンビネゾンをパーティ仕様にコーディネートしたスタイル。真っ白なコンビネゾンに、美しい色のストールが映えます。
存在感たっぷりの赤いファーは、アトリエ(工房)で見つけたもの。
「赤のファーは1つ持っていると重宝しますよ。ユニクロのシンプルな黒いセーターやパンツに合わせるだけでも、ほかのアクセサリーは、もうなにもいらないんです」
カジュアルな格好のときは、マフラーも活躍。2色が一体となった大ぶりのマフラーをぐるぐる巻きにして、シンプルなトップスに合わせます。
巻き方を教わりました。
(1) マフラーを首にかけ、片側が倍ぐらいの長さになるようにします。
(2) 長い方をくるりと一巻き。結び目があるとごつごつするので結びません。
「はい、完成! 本当にただ巻いただけ(笑)。でも、マフラーも服も映えます」
こちらは同じマフラーの、別の巻き方。首元の印象が変わると、全体の雰囲気も変わります。
「ここでは片側に引っかけただけ。首に巻いた前の部分は、ゆったりめがいいようです」
袖が膨らんでいたり、着丈が微妙で、アウターに悩んでしまうような洋服のときも、ストールにおまかせ。アウター代わりに使うことができます。
「そんなとき、私はストールを2枚重ねにします。これで十分に暖かく、ストールの下にカーディガンを1枚着るとさらに万全! 色は、黄緑と茶色の2枚も好きな組み合わせです」
中村江里子さんのおしゃれ術やライフスタイルは、最新刊のパーソナルマガジン
(扶桑社刊)にてたっぷりと紹介されています。ぜひこちらもチェックを。