野菜の切れ端を活用して、再び栽培する「リボベジ」。料理の彩りに使えば、寂しくなりがちな節約おかずが映えメニューに。場所もとらず特別な道具もいらない節約術、始めてみては?
「リボベジ」入門。考えずに水につけるだけ!基本の育て方
すべての画像を見る(全6枚)リボベジとは「リボーンベジタブル(再生野菜)」の略で、野菜の根や葉などを水につけて再収穫する栽培法。SDGsにも貢献できると注目されています。
野菜と水、器だけでできるテクニック不要のリボべジ。基本の2ステップを押さえておけば、毎日水を替えるだけで、豆苗や大根などさまざまな野菜が栽培できます。
●1:野菜の根や茎を切る
育てたい野菜を用意し、ヘタや根、茎などを数cmカット。切った部分が養分となるので、やや大きめに残すのが成功の秘訣。
●2:水をはった器に入れる
家にある皿やコップに水を浸し、カットした野菜を入れる。水が多いと腐りやすいので、切り口や根が浸る程度の水量でOK。
失敗しない4つのポイント
リボベジを成功させるために、押さえておきたい4つのポイントを見ておきましょう。
●水は毎日替える
雑菌の繁殖を防ぐために、容器の水は1日1回は入れ替えて清潔な状態を保つこと。容器や野菜の切り口、根がぬめっている場合は、流水できれいに洗い流しましょう。
●直射日光を避ける
光合成を行い成長するため、日中はできるだけ室内の日の当たる場所に置くこと。ただし、直射日光に当たると、水温が上がって傷んでしまう危険性があるので注意して。
●秋以降に挑戦!
リボベジは、野菜の旬の季節に合わせると成功しやすい。また、水温が高く、腐りやすい夏に比べ、秋や冬は育てやすく失敗しにくくなる。植物を育てるのが苦手な人は秋冬に挑戦してみて。
●再生は1~2回まで
再生は1~2回が限度。それ以上行うとなかなか成長せず、風味も薄れがちに。傷みやすい夏場はとくに回数を守って。また、料理の際は加熱調理がおすすめ。生で食べるのは極力避けましょう。