家づくりの際、建築士のアドバイスに従って、かなり多めにコンセントを設置した日刊住まいライター。「あってよかった!」ととくに便利に感じる、コンセントの設置事例を紹介します。加えて、イマイチ活用できてないもの、コンセント計画で後悔した点についても。

コンセント
コンセントは新しい家で快適に過ごせるかを左右する大事な存在
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家づくりでコンセントは各部屋に3つ以上設置

筆者は、夫婦2人、子ども3人(12歳・9歳・6歳)の5人家族。3階建て狭小住宅に住んで6年目になります。

家を建てる際、建築士から「コンセントは、あとづけすると高くなってしまうので、できるだけ多く設置しておいても損はない」と言われました。そこで、1つの部屋に対して、どの部屋も3つ以上のコンセントを設置。そのなかで、6年たった今でも、とくに便利と感じている場所を紹介します。

 

パントリーの中:コードレス掃除機の充電に便利

パントリーと充電中の掃除機

おもにコードレス掃除機の充電に使っています。充電することの多い掃除機は、パントリーの中で充電することにより、部屋からも見えず、コードなどがジャマにならずにスッキリと充電できています。

 

玄関の隅っこ:電動自転車のバッテリーの充電に活躍!

玄関のくぼんだスペースにあるコンセント

玄関を入ると少しくぼんだスペースがあるので、そこにコンセントをつくりました。

玄関を入ってもすぐに見えない場所にあるのでちょうどよく、おもに電動自転車のバッテリーの充電に使用しています。

 

キッチンカウンターの下:スマホに調理家電とフル回転

キッチンカウンター下のコンセント

わが家に設置したコンセントのなかで稼働率ナンバーワンともいえる場所が、このキッチンカウンター下です。キッチンカウンターに炊飯器を置く予定だったので、設置してもらいました。

今ではスマホの充電やダイニングテーブルでホットプレートなどを使うときなどいろいろなシーンで重宝しています。

 

踊り場や廊下はコンセントを設置しなくてもよかったかも

「とにかく数を多くしよう!」という思いから、いたるところコンセントを設置したのですが、6年暮らしてみてあまり活用できていない場所を紹介します。

 

●階段の踊り場

階段の踊り場に設置したコンセント

狭小住宅のわが家には、1階から2階に上がる階段に小さな踊り場があります。入居当初は階段の踊り場で掃除機を充電する予定だったので、ここにコンセントを設置。しかし、踊り場が予想以上に狭く、掃除機を置くと行き来のジャマになってしまいます。結果、使われることはありません。

 

●3階にある廊下

廊下のコンセント

3階には3部屋あります。その廊下の中心にコンセントをつくりました。しかし、コードレス掃除機を使うようになり、ほとんど使っていません。

また、それぞれの部屋にもコンセントを複数設置しています。ですから、微妙に離れているこの場所のコンセントを、あえて部屋のドアを開けっ放しにして使うこともありません。