10月もなかばになり、肌寒くなってきました。そろそろ夏用布団を片づけるという家庭も多いのではないでしょうか。

「布団は押し入れに収納するものと思われがちですが、クローゼットならでは収納方法も」と話すのは、ライフオーガナイザーの佐藤美香さん。
100円グッズを活用した、クローゼットの布団収納テクニックを教えてもらいました。

100円の「ふとん干しベルト」を使えば、クローゼットの高さを上手に活用できます

●「布団干しベルト」で立てて収納

押し入れに比べ、奥行きが少ないことが多いクローゼット。三つ折りの布団などを重ねて収納していくのは難しいものです。

「クローゼットは押入れに比べて高さがあるので、それを利用してみましょう。敷布団は立てて収納するといいですよ」と佐藤さん。

ふとん干しベルト
100円の「布団干しベルト」があれば、クローゼットでも布団が収納できる
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といっても、ただ立てるだけでは、たわんでしまいがち。そこで使うのが、100円ショップの「布団干しベルト」です。
「布団の上下に1本ずつベルトで固定することで、たわみにくくなるんです」

●「ベルトフック」と「布団干しベルト」でつるす収納

クローゼット全体

棚などでクローゼットのスペースを上下に分けていて、布団を立てるスペースがない場合も大丈夫。

「バーに100円ショップの『ベルトフック』をつけ、『布団干しベルト』で三つ折りに固定した布団を引っかけてみてはいかがでしょうか」

ベルトフック

つりさげることで、出し入れが簡単になります。

●「まくら干しネット」でつるして収納

ふとん干しベルト まくら干しカバー

布団を立てたあとは、上にスペースが残ります。このスペース使わないのはもったいない!

そこで佐藤さんが提案するのが、クローゼットについているバーを有効活用して、枕を収納するテクニック。

まくら干しカバー

「使うのは100円ショップの『枕干しネット』。輪になっている部分に枕を入れ、ハンガー部分をバーにつるします。ハンガーごとまくらを干すこともできるので、お客様が泊まりにくるときの準備もすばやくできますよ」

最近は押し入れのない家庭も多く、客用布団の収納は悩みのタネ。

圧縮してコンパクトに収納するという方法もありますが、頻繁にお客さんが泊まりにくるような場合は、出し入れの手間がかからない収納法が、ストレスがたまらずおすすめです。