53歳の漫画家・古泉智浩さん。古泉さん夫婦と母(おばあちゃん)、里子から養子縁組した小2の長男・うーちゃん、里子の4歳の長女・ぽん子ちゃんという家族5人で暮らしています。今回は、ターザンごっこやピコピコハンマーなど、アクティブに遊ぶぽん子ちゃんのお話です。

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古泉さんが、スーパーのレジ前で思わず笑ってしまった理由とは?

僕は極力ぽん子ちゃんの要求には応じるようにしています。それはなぜかというと、断ると怒り出してとても面倒くさいからです。
でも、最近は聞き分けもよくなってきて、スーパーに買い物に連れていくときなど、買うのはひとつだけだよと事前に約束をします。すると、本当にひとつだけで我慢するようになりました。

今回は、ぽん子ちゃんがこれがいいとキャンディを選び、手にしたままレジに並んで順番が来た途端、
「やっぱりちがうのがいい」
と言ってお菓子売り場に走って行きました。

チョコの入った袋を持って来るぽん子ちゃん
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そうして手にして戻ってきたのが、キャンディチョコの大袋です。たしかにひとつはひとつだけれど価格が高めで、たくさん入っていて知能犯だと笑ってしまいました。

 

●水鉄砲で撃ち合う小学生たち。まるで世紀末!?

普段、ぽん子ちゃんの保育園の夕方のお迎えはママの担当なのですが、うーちゃんが数日間お医者に行く用があったため僕がお迎えに行きました。

「パパー?」
保育園の玄関で、4歳の里子のぽん子ちゃんがあら意外! みたいな声を上げました。

「ぽんこちゃん、おっきなこうえんいきたいんだー」
「え、そうなのおうち帰ろうよ。おばあちゃんも待ってるよ」
「おうちかえるのやだ」

保育園の後、公園になど夕方で疲れているので連れて行くのはけっこうなしんどさです。
「じゃあ、ちょっとだけだよ」
「うん!」

おっくうだなあと思いながら家から少し遠い大きな公園に行きました。普段、そこに行くのは土曜日か日曜日です。主にいるのは家族連れで、遊具で遊んだりボール投げをしたり、バーベキューのコーナーもあって、なかにはテントを立てている人たちがいたり、本当に思い思いに楽しんでいます。

 

自転車で水鉄砲を撃ちながら走り回る小学生

夕方の公園はちょっと違って、家族連れよりも、小中学生の友達同士が目立っていました。学年も男女も入り混じった小学生グループが水鉄砲を撃ちながら自転車で走り回るなど、ゲラゲラ笑いながら撃ち合っていて、映画『マッドマックス』みたいでした。
大きなタンクを搭載したマシンガンのような形状の水鉄砲を使っているので全身びちょびちょ、夏だからこそです。

「ぽんこちゃんもあれしたいなー」
水鉄砲を撃って遊んでいる子どもを見てぽん子ちゃんが言いました。